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教育・研究

教員が実務で関わった全国の観光まちづくり現場をゼミでフィールドワーク

【2024.3.14】
 観光・景観まちづくりゼミ(熊谷ゼミ)では、毎年、実務家教員がコンサルタントとして携わった観光まちづくり現場を中心にフィールドワークツアーを学生が企画し、視察やヒアリング調査を実施しながら、観光地整備のあり方について学修しています。今年度のフィールドワークを紹介します。

群馬県川場村・草津町・長野原町等(令和5年9月18日)

 教員がプランナー(計画者)として関わった群馬県川場村の道の駅・川場田園プラザは、この整備がきっかけで村が過疎地域から脱却し、国土交通省から全国モデル道の駅のひとつに選定されるなど地域振興拠点の成功事例となっています。この道の駅の現場で、プランニングの要点を紹介するなど充実したフィールドワークを実施しました。
 また八ッ場ダムで名勝吾妻渓谷の保全や水源地の地域振興の問題を考えたり、全国でも屈指の人気温泉地である草津温泉で環境整備についてフィールドワーク調査を実施しました。

道の駅川場田園プラザにて

草津温泉にて

三重県伊勢鳥羽地域(令和5年10月22日・23日)

 教員が三重県や鳥羽市の観光基本計画の立案に関わった伊勢地域において、歴史的町並み保全や界隈空間整備のあり方についてフィールドワークを実施しました。コースは、亀山市関宿~松阪市御城番屋敷・松阪商人のまち~二見ヶ浦~伊勢神宮おはらいまち・おかげ横丁~河崎水運の町並み保全で、担い手となっているNPO法人等でヒアリング調査を実施しました。

松阪商人のまちにて

伊勢神宮内宮にて

長野県北陸新幹線飯山駅観光交流センターおよび土地区画整理事業等(令和5年10月31日)

 2015年に北陸新幹線金沢延伸にあたって開業した飯山駅には、飯山市が整備した観光交流センターが合築されています。また周辺の土地区画整理事業においては、土地所有者や住民による景観コントロールが行われており、これらの計画策定に携わった教員による事前学習を行ったうえで、管理者である信州いいやま観光局の担当者から現場でレクチャーを受けました。

飯山駅観光交流センターにて

飯山駅信越アクティビティセンターにて

木曾・郡上・高山の歴史的町並み保存~多治見・岐阜の都市デザイン(令和5年12月17日・18日)

 歴史的町並み保全や、都市デザインを専門とし、対象地の整備に関して専門知見をもつ教員の指導・案内で、木曾谷の奈良井宿・妻籠宿~多治見駅虎渓広場~岐阜市メディアコスモスおよび川原町~郡上八幡のまちづくり~高山のコースでフィールドワークを実施しました。妻籠宿は、文化財保護法において重要伝統的建造物群保存地区制度制定の契機ともなり、県内では観光まちづくりの先駆けとなった事例で、教員が定点調査を行っています。ここでは町並み保存の担い手である「妻籠を愛する会」幹部と意見交換をしました。
 また伊藤豊雄、内藤廣といった著名な建築家や都市デザイナーが関わった、岐阜市メディアコスモスや高山駅自由通路および駅前広場において、良好な空間デザインを実現するためコンセプト~ディテールに関わる一連の検討が要諦となっていることを学びました。
 このフィールドワークで学生たちの評価が高かったのは、郡上八幡の町並みで、親水性に富む景観が化粧っけなしに残されている様子に感動しました。

木曾妻籠宿にて

高山駅前広場にて

千葉県香取市佐原を中心とした、まちづくり・道の駅フィールドワーク(令和6年1月20日・21日)

 千葉県香取市佐原は、首都圏では川越と並んで「小江戸」「江戸優り」と称される立派な町並みが残されています。このまちの観光計画等に携わった教員の実務経験を活かした、フィールドワークを実施しました。なお佐原では、佐原アカデミアが中心となって、観光系の大学学部と連携したまちづくりが進められており、その一環として今回のフィールドワークも受け入れていただきました。大学のゼミの延長上で、レストラン等を起業した意欲あるリーダーや、分散型宿泊施設のブランドであるニッポニア関係者からのお話も伺うことができ、効果が高い学修となりました。なお佐原には、PFI事業で実現した道の駅・水の郷さわらもあり、解説もいただきました。
 その他、同じく水運の豪奢な町並み保存に取り組んでいる栃木県栃木市、全国モデル道の駅となっている茂木や、デザイン性に優れた道の駅・益子、道の駅・しょうなん(松戸市)等も視察しました。

蔵のまち栃木にて

佐原アカデミアにて

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