グローバルナビゲーションへ

本文へ

バナーエリアへ

フッターへ




教育・研究

地産地消ゼミナールが地元の素材で日本遺産の認定商品を開発

【2023.4.25】

 地域資源を活用した地域づくりを研究する、環境ツーリズム学部地産地消ゼミナール(古田睦美教授)のマコモ商品開発チームが地元の企業と共同でマコモクッキーを開発し、今年4月に行われた上田城千本桜まつりの日本遺産紹介ブースにて販売しました。
 上田市は、塩田平を中心に多くの文化財があり、2020年に「レイラインがつなぐ”太陽と大地の聖地”〜龍と生きるまち 信州上田・塩田平〜」として日本遺産に認定されました。この文化的資源と地元の農産物を活用した地域活性化を目指し、地産地消ゼミナールでは、太陽と大地の聖地にふさわしい素材としてマコモに着目して、マコモ和紙や御朱印帳、マコモ菓子などを地域の企業と共同開発してきました。
 マコモは、湖沼の浄化作用を持つことが知られていますが、お釈迦様が病気治しに使用していたという伝説から「聖なる草(Holly Plant)」ともよばれ、食用ではデトックスティーとして用いられています。
 商品開発チームは、この葉を食用素材として使用できないかと考え、2021年6月から別所温泉の休耕田で栽培し、地元の企業と共同して緑の色を残した乾燥方法、食用パウダーの開発を行ってきました。このほど、学生チームが商品の企画、コンセプト、販売イベントの計画をつくり、地元の健康を志向するディア・カフェと共同で試食を繰り返しながら、地元の素材を使い、植物性の素材を生かした、鮮やかな緑のマコモクッキーを誕生させました。
 商品企画としては2021年に上田市商工会議所が開催した説明会「日本遺産で新商品開発」に参加し、ヒアリングや市場価格のサーベイを行いながら商品のコンセプトを練りました。商品ができると、上田市の日本遺産のコンセプトに合わせた商品に対して使用許可が与えられる、上田市日本遺産推進協議会発行の「日本遺産ロゴマーク」および「上田市日本遺産オリジナルロゴマーク」に申請し使用許可を取得しました。そして、2023年4月、これらの認定商品を集めた上田城千本桜まつりのブースに出展することができました。こうした実践的なプロセスの中で多くを学び、今年度、中心メンバーの4年生は学んだ成果を活かして卒論に挑戦します。また、地元のディア・カフェでは学生たちが卒業した後も、この商品を作りつづけてくれる予定です。

  • 資料請求
  • カリキュラム・ウェブシラバス
  • 信州上田学
  • 夢ナビ「学問のミニ講座」
  • まちなかキャンパスうえだ

  1. ホーム
  2.  >  教育・研究
  3.  >  環境ツーリズム学部の活動
  4.  >  2023年度 環境ツーリズム学部の活動
  5.  >  地産地消ゼミナールが地元の素材で日本遺産の認定商品を開発