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信州上田学

信州上田学創設にあたって

 長野大学は、50年余り前、地域の方々の努力によって創設していただき、地域の持続的な発展に寄与する、地域貢献の先駆的大学として研究と教育に取り組んできました。平成29年からは上田市を設置者とする公立大学となり、よりいっそう地域に貢献できる大学となることを決意し、地域づくり総合センターを整備するとともに、上田市との協働により「まちなかキャンパスうえだ」を開設しました。これを結節点として「地域課題の解決」をテーマとした研究と教育に取り組む「地域協働型教育」を推進していくことを目指しています。
 この地域協働型教育を具体化するものとして、「長野大学VISION」、「中期計画」に「信州上田学」の創出を掲げました。同時に上田市政においても「上田の魅力を知り、ともに地域を築く体験を通して若者定着へと繋げる」「信州上田学の推進」が位置づけられました。これにより、上田市や、教育委員会、他の教育機関と手を携えて、幼保小中高大一貫して地域を担う人づくりに本学として取り組むことで、学園都市上田にふさわしい、公立大学らしい展開を目指しています。

信州上田学とは

 上田は「信濃自由大学発祥の地」であり、この地の人々が自ら学び地域を築いてきた歴史と気風があります。この伝統に基づき、「信州上田学」は、単に地域のあれこれを教え込むものではなく、大学という研究機関が中核となり、地域と学生がともに自ら学び続け地域を創造する、「研究」と「人づくり」の中核をなす地域学です。

信州上田学のめざすもの

◎地域の魅力を掘り起こし、ローカルナレッジを普遍的視野から再構築、再評価し、地域資源を創造する地域学の創造
・ 既存の教科の枠組みにとらわれない学際的な研究と教育
・ 現実社会の題材を多角的視野から取り上げ、地元企業、行政、地域の方々と触れ合い、共同で課題解決を目指すことによる、新たな知の産出

◎地域の豊富な資源を持続的に活用して地域の発展を牽引できる人づくり
▶︎初年次教育
・ 新たな「学力観」に対応し、現代のグローバル社会が求める総合的でクリエイティブな能力の育成
・ 知識伝達・技能偏重ではなく、「課題解決の指向性を持って」知識を使いこなす能力、「自ら問いを立て生涯学び続けることのできる能力」、「クリエイティブな思考力」の育成
・ 地域の豊かな題材を取り上げ、地域課題の解決に向けたアクティブ・ラーニングを重視することによる主体的で深い学び

▶︎専門教育/キャリア教育
・ 上級生向けには、キャリアサポートや、地域の企業との交流、ゼミナールなどによる地域と連携した課題解決の取り組み
・ 上田をよく知り、地域と一緒に活動し、就職をするところまでの人づくりの一続きの過程

信州上田学の効果

・ 地域の豊かさや地域の人々に触れ、自ら地域づくりに関わっていく過程を通して、地域に愛着を感じ、自分が生きていく場としてこの地域を選ぶ若者の増加も期待される
・ 圏外の出身地へ就職しても、自らの地域の発展を牽引するとともに、信州上田をよく知り、出身地と信州上田をともに発展させていく、いわゆる「関係人口」の増大が期待される

今年度の信州上田学の三本柱

1.長野大学における「信州学」「信州上田学」の授業やまちなかキャンパスにおける講座

▶信州学授業
「信州学」は、信州を対象とした学際的な地域学。広大な県土を持つために生活・文化等に多様な地域特性を備える長野県を対象に、地理・歴史を中心に信州の特性や魅力を学び、社会科学的な分析をとおして信州の未来像を描く学際的なアプローチ
▶信州上田学授業
地元企業や行政、地域の講師との交流を通じて多角的な現実に触れ、学生のみずみずしい感性で自ら課題を捉え、グループワークを通して解決策をプレゼンテーションするワークショップや演習をおこなう、アクティブな学習プロセス

2.大学を含む地域の匠の人材バンクの構築とそれを活用したライフステージ(幼保、小、中、高、市民)ごとの信州上田学

・地域貢献を地方大学の責務とし位置付け、大学が「知の拠点」COC(センターオブコミュニティ)となり、地域研究の成果を発信し、他の教育機関と連携して地域の発展を担う人づくりを推進
・幼児から大学生、生涯学習まで、ライフステージごとの一貫した地域学教育の実施
・古来より豊かな自然と共生し、産業を起こしてきた在野の経験知を教える「地域の匠」として地域の方々を登録した人材バンクの構築と活用

3.若者のアイデアを生かし、ともに上田を築いていくための「上田未来会議」の実施

・ まちなかキャンパスうえだを拠点に、地域の課題を発見し、若者のアイデアや元気を生かして、解決策を探るために、行政、商店街や地域団体、企業など多様な主体とともに上田の未来を作る推進軸の形成

開講にあたって ―信州上田学を創るー

第二の故郷となるキャンパス生活を   学長 中村 英三

中村英三学長

 長野大学は、1966年に公設民営大学として開学し、上田市塩田の地に50年、地域と共に歩み、地域貢献の先駆的大学として研究と教育をおこなってきました。そして平成29年からは上田市が設立する公立大学となり、「地域課題の解決」をテーマとした研究と教育に取り組む「地域協働型教育」に力を入れています。「長野大学VISION」にも「信州上田学」の創出と確立を掲げ、「中期計画」にも盛り込んで進めているところです。土屋市長になって「信州上田学の推進」が公約に掲げられ、上田市と連携して取り組んでいくこととなりました。
 信州上田学の概要は、三つの柱からなっています。
 1つめは、長野大学における「信州学」「信州上田学」の授業やまちなかキャンパスにおける講座
 2つめは、大学を含む地域の匠の人材バンクの構築とそれを活用したライフステージごとの信州上田学
 3つめは、若者のアイデアを生かし、ともに上田を築いていくための「上田未来会議」の実施
つまり、学生の皆さんが主役ということです。
 地域の方々とともに、この授業を通じて、「上田の魅力を知り、ともに地域を築く体験を通して若者の定着へ繋げる」教育の実践を行っていきたい、学園都市上田にふさわしい公立大学の役割を果たしていきたいと、考え方として持っています。
 全国各地から来てくれている皆さんにとって、上田が生涯の中で第二の故郷といってもらえるキャンパス生活を送っていただきたい。「信州上田学」を介して、地域の方々から、上田で過ごすこと、上田とはこういうところだと、しっかり学んで欲しいと思います。

4クラスに分かれて、信州上田を主体的に学ぶ

4つのクラスに分かれて、ゲスト講師を招いて地域を学び、グループワークなどを通じて信州上田を主体的に学ぶ。

古田睦美教授(環境ツーリズム学部長)による「信州上田学」ガイダンス

4クラスの担当教員紹介(左から)
古田睦美教授クラス「醸造文化とワイン」
前川道博教授クラス「上田探検隊~上田ってどんなまち?」
高橋大輔教授クラス「千曲川の水産および観光資源」
石川義宗准教授クラス「デザインから見る歴史」