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環境ツーリズム学部 森・川・里の恵みクリエイター
養成講座
~森・川・里の生態系サービスの活用を学ぶESD
(持続可能な開発のための教育)~

森・川・里の恵みクリエイター資格とは、森・川・里のさまざまな恵み(生態系サービス)を持続可能な地域社会の発展のために活かす知識と技術を身につけた人物に授与される長野大学独自の資格です。

講座の概要

「森・川・里の恵みクリエイター養成講座」は、旧講座「森の恵みクリエイター養成講座」の“環境教育カリキュラム”に、「ESD:Education for Sustainable Development(持続可能な開発のための教育)」と「SDGs:Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の枠組みを取り入れた“ESDカリキュラム”です。(2021年4月に、旧講座「森の恵みクリエイター養成講座」から「森・川・里の恵みクリエイター養成講座」へとリニューアルしました。)
ESDで重視される「人と人」「人と社会」「人と自然」の“つながり”を多面的な視点から探究していく深い学びを実践し、“つながり”を理解・尊重できる人物の育成を目指します。

森・川・里の恵みクリエイター資格には、初心者向けのⅡ種と、上級者向けのⅠ種の2つがあります。
Ⅱ種では、森・川・里の生態系サービスについての基礎知識を身につけることと、それらの生態系サービスの活用・再生・保全に関する提案ができる人材を育てることを目標としています。
Ⅰ種では、地域社会の中で自分がリーダーとなって、自分が提案した内容に基づいて、森・川・里の生態系サービスを活用・再生・保全するための具体的な企画を考え、実践できる人材を育てることを目標としています。

資格の種類

Ⅱ種資格

Ⅱ種資格
目標とする人物像 森・川・里の生態系サービスに関する基礎知識を習得し、森・川・里の生態系サービスの活用・再生・保全に関する提案ができるようになる。
取得要件
  • 必修の講義4回、必修の実習3回
  • 選択の講義4回、選択の実習4回
  • 小論文(森・川・里の生態系サービスの活用・再生・保全に関する提案を小論文にまとめる)

Ⅰ種資格

Ⅰ種資格
目標とする人物像 森・川・里の生態系サービスを活用・再生・保全できる知識と技術を習得し、自分が提案した内容に基づいて、森・川・里の生態系サービスを活用・再生・保全するための具体的な企画を考え、実践できるようになる。
取得要件
  • II種資格を有すること
  • 選択の講義8回、選択の実習8回
  • 実技試験(Ⅱ種の小論文でまとめた提案に基づいて、具体的な企画を考え、実践する)

資格取得者

2023年度 資格取得者

Ⅰ種資格

Ⅰ種資格
取得者数 3名
テーマ
  • 木育教室「丈夫で、津波に強い木は、重い木と軽い木のどっち?」の開発・実施
  • 木育教室「重い木と軽い木で鍵盤を作った木琴は、どのように音が違うのか?」の開発・実施
  • 水鳥教室~塩田平ため池群を利用する水鳥を学ぶ~

Ⅱ種資格

Ⅱ種資格
取得者数 3名
テーマ
  • ツキノワグマを対象とした浅間山高山帯ガイドツアー
  • 木材に触れる製品づくりと、それを利用した木材教育
  • 堆肥の地域循環

2022年度 資格取得者

Ⅰ種資格

Ⅰ種資格
取得者数 2名
テーマ
  • 苗木ビオトープを活用したトンボ観察会
  • 苗木ビオトープを活用したニホンアマガエル観察会

Ⅱ種資格

Ⅱ種資格
取得者数 15名
テーマ
  • 苗木ビオトープを利用するニホンアマガエルを題材とした環境教育プログラムの開発・実施
  • 外来種について正しい知識をつけよう
  • パンフィッシュを食べよう
  • 竹林体験型イベント
  • 地域の人が気軽に訪れる淡水生物の展示場所を作る
  • 植栽地の設置による熊の保全
  • 塩田平における巨樹の活用
  • 種の多様性をもった海岸防災林づくり
  • ポリネーター・ガーデン設置による花粉媒介者の保全
  • 五感を使った野鳥観察~野鳥と同じ木の実を食べてみよう!~
  • 総合的な学習の時間を活用して環境教育を実践しよう
  • エコツーリズムコンテンツの開発~浅間山 花・木の実カレンダーの作成~
  • 子どもの遊び場を地域で作ろう
  • 里山で食について学ぼう!
  • 環境教育におけるビオトープの活用

2021年度 資格取得者

Ⅱ種資格

Ⅱ種資格
取得者数 9名
テーマ
  • ため池干潟で鳥を呼ぼう
  • シギゾウムシ類の環境教育教材活用について
  • 身近な生物を利用した環境教育プログラムの開発~苗木ビオトープを利用して~
  • 自然を訪ねる~地域まるごと自然公園~
  • 土手に自生する植物について知ってもらう
  • 間伐材を利用できる森づくりでゆたかな森に
  • 山ゴミから動植物を守ろう!
  • 地域の野生植物園
  • ため池バードウォッチング

実習紹介

2024年度