
教授
満尾 世志人
ミツオ ヨシト
所属 |
環境ツーリズム学部、共創情報科学部(仮称)設置準備室 |
---|---|
学位 |
博士(農学) |
研究テーマ |
人口減少社会における淡水生態系の最適保全・管理戦略の構築 |
研究 |
生態系、保全、外来種、水田 |
研究詳細 |
ゼミナール内容
人口減少社会における淡水生態系の最適保全・管理戦略を考える
農業生産などの人間活動と生物多様性保全の両立への貢献を目標とし、群集生態学的アプローチで人口減少社会における自然資源の最適保全・管理戦略を考えます。
研究内容
水田地帯における生態系配慮
水田やため池は食料生産や地域産業にとって欠かせない存在であると同時に、絶滅危惧種を含む多様な生きものが暮らす大切な環境でもあります。ため池の維持管理と生物多様性の関係など、人の関わりが自然にどのような影響を与えるのかを調べ、効果的で持続可能な管理方法について検証を進めています。
外来種対策
アメリカザリガニは生態系に大きな被害をもたらしますが、穴を掘って漏水被害も起こすなど、水田では特に厄介な存在となっています。一方で、本種のように蔓延した外来種を根絶させることは不可能に近く、低密度化による被害軽減が現実的な目標となります。これまでの研究から、水田の水温を少し上昇させることが出来ると個体数を抑えられる可能性が見えてきました。
地域協働型教育
「伝える」を学ぶ
環境問題の解決は、様々な立場の人と意見をかわし、合意を図ることで初めて実現します。地域における実践の場に繰り出し、現場の実態を知るとともに伝える技術を身につけていきましょう。
高校生へのメッセージ
疑問、感じますか?
教科書や偉い先生が言っていることは絶対に間違っていないのでしょうか。環境問題でもなんでも、物事には常に見えていない他の側面があります。疑問を持つことで初めて気づけることがあり、それが多角的視点の獲得や新たな可能性の発見につながっていきます。教科書が怪しく見えてきましたか?大学で会えるのを楽しみにしています。