UE森2025~上田地域にぎやかな森づくり植樹の集い~に参加(2025.5.10)
長野県上田地域振興局などが主催する「UE森2025~上田地域にぎやかな森づくり植樹の集い~」(上田市菅平高原にて開催)に、学生29名が参加しました。昨年度に引き続き、2回目の参加です。
いま日本は、2025年までに木材自給率を50%以上に上げる目標を掲げ、「主伐・再造林」を推進しています。今後、林業を推進しながら、森林の多面的機能が発揮される森づくりを行っていく計画です。そのことを、最先端の現場で植樹活動を体験しながら学ぶことが、今回の目的です。
このイベントには、総勢200名(にぎやかな森プロジェクト実施協定締結企業の方々、地元みどりの少年団の児童、長野大学の学生、地域住民や一般公募の方々など)が参加し、カラマツの苗木2000本を植樹しました。
植樹後には、長野大学の学生を対象に「森林教室」を開いていただき、長野県上田地域振興局、東信森林管理署、信州上小森林組合の方々から、森林の成り立ちや多面的機能(森林の二酸化炭素吸収機能、自然災害の防止機能など)、長野県の林業の現状と課題(主伐・再造林の意義、植林や下草刈りにおける課題など)、木材の利用について解説していただくとともに、学生達からの質問にもお答えいただきました。
※にぎやかな森プロジェクトとは…
森林所有者だけでは解決が難しい持続的な森林経営に向けて、市町村などの地方自治体、民間団体、企業、NPO、研究機関など様々な主体が連携して、森林整備や調査研究活動に取り組むことを目的に令和3年度にスタートしたプロジェクトです。
(事務局…上小森林認証協議会)
詳細は:
長野県魅力発信ブログ(2025.04.22)「UE森 2025~ 上田地域にぎやかな森づくり植樹の集いの参加者を募集します」(上田地域振興局林務課)
にぎやかな森プロジェクト
現地までの移動・受付
上田市の貸切バスで現地に向かう
受付で軍手・てぬぐい・お水・ヘルメットなどを受け取る
受け取ったグッズの一式
バスを降り、長野県職員の方にご挨拶
植樹活動
植樹活動前の記念撮影(上田市東御市真田共有財産組合林)
開会式
苗木の植樹方法のデモンストレーション
長野大学担当エリアへ移動
植樹するカラマツの裸苗(計370本)
唐鍬で深さ20~30cmの穴を掘る
穴に苗木を立て、土を入れる
苗木の根元を踏み固める
ササの葉を根元に敷き詰める
目印のピンクテープを付ける
上手に植えられたかな?ちょっと斜め
1.8m間隔で植えられた苗木
UE森2025の記念碑
植樹活動後の記念撮影(370本植栽完了!)
森林教室
森林教室の講師(長野県上田地域振興局、東信森林管理署)
森林教室の講師(信州上小森林組合)
森林教室の配布資料
真剣に聞く学生達
お礼
長野県上田地域振興局をはじめ、東信森林管理署、上田市、信州上小森林組合、上小森林認証協議会など、長野大学の参加を支えてくださったすべてのみなさんに感謝申し上げます。
課題探求ゼミナール・専門ゼミナールとは
課題探求ゼミナールは環境ツーリズム学部の1年生、専門ゼミナールは同学部の2年以上が履修している必修の専門科目です。
課題探求ゼミナールのテーマ:地域資源を見る目(視点)を磨く
専門ゼミナールの研究テーマ:里地里山を生息・生育地とする動植物の生態を解き明かし、生態系サービスを地域に活かす
関連リンク
教員紹介
教授
高橋 一秋
タカハシ カズアキ
所属
環境ツーリズム学部