本文へ移動

森ゼミ生が「道の駅・美ヶ原高原」(上田市)の魅力創出に向けた事業の検討にかかる進捗発表会を実施しました

  • 企業情報学部

発表後の集合写真

森ゼミ生(森とゆかいな仲間たち)は、道の駅・美ヶ原高原(上田市)を運営するフジランド様(東京都千代田区)と協働で、美ヶ原高原の雄大な自然と、同道の駅のこれまでの事業やそこで培った資源などを活かしつつ、持続可能な社会の実現(社会課題の解決)に向けて新たな事業を展開しています。

この度もひざを突き合わせての会議となりました

ターゲットの特定の重要性について改めて確認します

1.事業の方向性をもとに2025年度は「事業の具体化及び実施」へ

同社との協働も、以下のように2024年度は、関係者との意味確認・意見交換・フィールドワーク・調査検討・事業検討を、2025年度においては、事業の具体化及びその実施を中心に展開しています。

2024年度

2024年5月28日のフジランド責任者様との懇談会の様子

2024年7月5日の現地視察および意見交換会の様子

2024年8月21日のフジランド責任者様への検討状況の進捗発表会の様子

2024年9月16日の現地視察および現地アンケート・ヒアリングの様子

2024年11月8日のフジランドの関係者様および長野県の関係者様への中間発表会の様子

2024年12月20日のフジランドの関係者様と森ゼミ生との意見交換・情報交換の様子

2025年1月14日・15日の「彫刻の森美術館」(箱根)の視察調査の様子

2025年2月21日の最終発表会の様子

2025年度

2025年5月27日のキックオフ会議の様子

2025年6月17日の事業実施に向けた打ち合わせの様子

2025年7月18日の新事業(Veil)実施に向けた最終準備の様子

事業(Veil)の実施にあたってのインスタグラムでの情報発信の様子

2.物販の事業(Veil)とともに、〇〇探しラリーの事業(Atta!)の展開に向けて検討を進めてきた内容をフジランド様に進捗発表(2025年9月19日)
:ターゲットを整理しつつ、Atta!の構想をより具体化し、「歩く絵本」を提案

この度の事業Atta!の中心的な施策として「歩く絵本」を提案します

森ゼミ生の発表をお聞きいただき、フジランド様側(矢野常務様、梅田様)から建設的なコメントとともに、今後の具体的な展開に向けての課題が提起されます

どこのポイントにどのようなものを置いて、歩きがら選択・判断してもらうのか考えます

相互に知恵を出しながら今後の展開を確認します

(1)ターゲットの整理と新たな施策の提案

森とゆかいな仲間たちは、これまで、「タスクに追われ、無駄を排除した生活を送る人々」に焦点を当てて施策を検討してきましたが、事業として展開する際に、より広範な層にも響くような多角的なアプローチの検討が必要だと考えるに至りました。
このようなターゲットについて改めて整理しつつ、このAtta!について、このターゲット層に訴求できるようにするために、新たに「歩く絵本」(仮称)という施策を考えてきました。

(2)新たな施策「歩く絵本」は

本施策では、ひとつの物語をシーンごとにミニチュアアートで再現し、来館者が館内を歩きながら絵本を読み進めるような感覚で物語の展開を追体験できる仕掛けを提案します。
野外美術館の枝分かれした経路を活かし、物語の展開をルートによって変化させることで、来館者は「選択」という行為を自然に意識するようになります。これは、特にターゲット層に対して効果的なアプローチとなります。
ターゲット層は、日々目の前のタスクをこなすことに追われ、主体的な行動が取りづらい環境に置かれています。そこで本施策では、「満足のいく選択」を自ら行う体験を通じて、その価値を実感してもらい、タスクに直面した際にも自ら考え、タスクに意味を見いだし、自分事として取り組む意識を促すことを目指します。

これらの森とゆかい仲間たちからの進捗報告のあとに、提案の実現に向けて、フジランド様より貴重なご意見をいただきました。特に、例として示した物語をもとに、美ヶ原高原らしい、また、この度のコンセプトを具体化していく上でのストーリーとしてどのようなものを作成するのか、ミニチュアなどをどのような素材にして、どのように配置していくのか、等です。

これ以降も、森とゆかいな仲間たちが考えるターゲット層に向けて、フジランド様の検討を続け、歩く絵本を中心としたAtta!の展開を考えていきます。学生たちの目指すものと協働先の要望を調整しつつ、実現に向けた可能性を探りながら、今後も取り組んで行きます。今後もどうか応援のほど、よろしくお願いします。

次回は、この歩く絵本のコンテンツをどうするのか、さらに協働が進みます

関連リンク

教員紹介

教授 / 学部長

森 俊也

モリ シュンヤ

所属

企業情報学部、地域経営学部