森とゆかいな仲間たち(二代目)
事業を実施する美ヶ原高原にて
館内視察しつつ、今後の事業の方向について検討します
1.道の駅・美ヶ原高原魅力創出プロジェクトの2024年度の流れ
この度、森ゼミ生は、道の駅・美ヶ原高原および美ヶ原高原美術館(ともに上田市)を運営する株式会社フジランド様(東京都千代田区)と協働で同道の駅の魅力創出に取り組んでいます。2024年度は、以下のような流れで、関係者との意味確認・意見交換・フィールドワーク・調査検討・事業検討をもとに、同道の駅の今後の事業案について検討してきました。
2024年5月28日には、同社の責任者様と懇談を持たせていただき、このプロジェクトの今後の展開について共有・確認し、それを受けて、7月5日に現地視察と、関係者を交えた意見交換会を実施しました。
また、これらの現地視察をもとにメンバーで検討を重ね、8月21日に関係各位に対して、検討状況の進捗発表会を開催しました。
さらに、9月16日には、同道の駅にお越しになる方々がどのようなことを思い、どのようなことを期待されているのかの状況を調査するためにアンケート・ヒアリング長打を現地で実施しました。
そして、11月8日には、これらの調査・検討をもとにさらに検討を重ねたものを、フジランドの関係者様および長野県の関係者様に対して中間発表する機会(中間発表会)をもち、この発表会において提案したものを改めて関係者間で確認・検討いただき、12月20日にフジランドの役員様と森ゼミ生との意見交換会・情報交換会をもたせていただきながら、今後の事業展開の具体的な方向性について考え、さらには、2025年1月14日・15日には、この度の検討に深く関わる「彫刻の森美術館」(箱根)の視察調査をさせていただき、内容的な吟味を重ねてきました。
これらのフジランド様、道の駅・美ヶ原高原様、長野県様との協働および意見交換をもとに森ゼミ生が検討進めてきた、同道の駅の今後の事業の方向性や事業を展開する上でのコンセプト・施策について、フジランドの岡部代表取締役社長、矢野常務取締役はじめ役員の皆様、および長野県の清水様等に最終発表する機会を、令和7年2月21日にもちました。
2024年5月28日のフジランド責任者様との懇談会の様子
2024年7月5日の現地視察および意見交換会の様子
2024年8月21日のフジランド責任者様への検討状況の進捗発表会の様子
2024年9月16日の現地視察および現地アンケート・ヒアリングの様子
2024年11月8日のフジランドの関係者様および長野県の関係者様への中間発表会の様子
2024年12月20日のフジランドの関係者様と森ゼミ生との意見交換・情報交換の様子
2025年1月14日・15日の「彫刻の森美術館」(箱根)の視察調査の様子
2025年2月21日の最終発表会の様子
2.2024年度に提案した事業の今後の展開の確認と、2025年度の事業が始動
2025年5月27日には、道の駅・美ヶ原高原において、2024年度に提案した事業展開の見通しについて、フジランド様の矢野常務取締役、北里不動産事業部長より、森とゆかいな仲間たち(二代目)へ説明をいただきつつ、意見交換の機会をもつとともに、2024年度に提案した事業の実施に向けた打ち合わせを行いました。
3.事業実施・展開にかかる現地打ち合わせ
森とゆかいな仲間たちは、フジランド様、道の駅・美ヶ原高原様、および関係者様との協働により、ありたい姿や、コンセプト、さらには、具体的な事業としての、1)広場とブックカーの「Lofti」、2)ミニチュアラリーの「Atta!!」、3)パーソナルスペースの「A Tempo」、4)滞在拠点の「U Base」、および5)雑貨屋の「Veil」の展開をはじめとした7つの事業について検討してきました。
2025年6月17日には、フジランド様と現地で事業実施に向けての打ち合わせを行いました。事業案のうち、「Atta!!」の展開をより具体的に検討するために、黒河内主任学芸員に美ヶ原高原美術館の屋外彫刻の特徴や魅力について解説をいただきつつ、案内をいただきました。また、その後、「Veil」の具体的な展開について、矢野常務取締役、北里部長、塩野入部長と場所、展示方法、商品構成など等について打ち合わせを行いました。
4.新事業(Veil)実施に向けた最終準備
ショッピングプラザにて新事業(Veil)の展開に向けて準備を重ねます
ディスプレイについても工夫しました
6月の現地打ち合わせにおいて、「Veil」の展開にかかる課題について関係者同士で確認し、それ以降、森とゆかいな仲間たちはその課題解決に向けて検討を重ねつつ、Veilの具体的な展開について準備を進めてきました。
2025年7月18日には、7月21日(月、海の日)にオープン予定の「Veil」の最終準備として、フジランドならびに道の駅・美ヶ原高原の皆様とともに、什器の設置、関係する商品の展示、さらにはレースカーテン(Veil)の設置などを行いました。
森とゆかいな仲間たちは、「むだで立ち止まりながら憩う」というコンセプトの実現に向けて、その第一歩としてVeil(「むだ」で憩うきっかけになる商品を取りそろえるショップ)を展開し、訪れた方にこのような気持ちを味わっていただきたいと考えています。
「忙しい」とついつい言ってしまいますよね! そのような方は、ぜひ美ヶ原高原にお越しください。
Veilの入り口にはこの大きなレースカーテンを設置し、お客様をお迎えします
忙しい日々を過ごされている皆さん、美ヶ原高原で「むだ」で立ち止まってみませんか
関連リンク
教員紹介
教授 / 学部長
森 俊也
モリ シュンヤ
所属
企業情報学部、地域経営学部