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教育・研究

能登半島地震による被災地の支援活動

【2024.3.15】
社会福祉学部 繁成 剛

 2月28日と29日に長野大学の教員2名と学生9名で、能登半島地震で被災した能登町の避難所を訪問し、強化段ボールを使って避難生活に必要な家具を制作するワークショップを実施しました。
 強化段ボールの家具は東日本大震災、熊本地震、北海道胆振東部地震による被災地の避難所で、長期間生活している被災者の要望を聴きながら、地元の企業と共同開発したものです。食事をするときのテーブル、日用品を整理する棚、勉強やデスクワークをするための机と椅子などをデザインし、段ボールメーカーに依頼してコンピューター制御の機械で部品をカットしてもらいました。すべての部品を差し込むだけで完成し、すぐに使えるような構造にしています。

 今回の支援活動では棚20台、机5台の部品を準備しました。能登町で訪問した避難所は町立中学校の体育館でした。避難所では40名の被災者が生活していましたが、ワークショップを始めると棚と机を作りたい方がすぐに集まってこられ、学生達と一緒に組み立て作業をしました。最後に5色のカラー布テープで1.5cmの厚さがある段ボールの断面をカバーして水や埃に強くする作業をしましたが、参加された皆さんは好みの色とデザインに仕上げて満足そうでした。完成した棚と机はすぐに各自の個別スペースに置かれて、さっそく使われている方もおられました。参加された皆さんからは「軽くて丈夫な棚と机は仮設住宅に移るときも運びやすく、ずっと使っていけそうだ。」「学生さんと一緒にものづくりができて楽しかった。」という感想が聞かれました。避難所を退出するときには参加された皆さんから笑顔と拍手で見送られ、学生達も感動していました。

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