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教育・研究

上田いずみ園での段ボールワークショップ

【2023.9.7】
社会福祉学部 繁成 剛
 上田市にある児童発達支援センター「上田いずみ園」には、様々な障がいのある児童が通園しています。特に自力でお座りができない児童がいるクラスでは、遊びや食事などの活動を促すために適切な姿勢を保持する工夫が必要です。繁成ゼミでは障がいのある子どもが座れる椅子や楽しく遊べる遊具をグループで考え、強化段ボールや木材を使って試作し、実際に上田いずみ園でも利用していただいています。
 この度、上田いずみ園からの依頼を受けて、座位を保持するための「ポチロール」を強化段ボールで作るワークショップを8月19日に実施しました。ポチロールを作りたいと希望された3名の母親をサポートするためゼミ生3名と園の職員3名が参加しました。強化段ボールは非常に硬く強度があるため、カッターナイフで切るにはコツが必要で時間もかかります。そこで部品となる形は工場でカットしてもらい、組み立てに必要なホゾとホゾ穴、曲げに必要なカットを全員で取り組みました。
 カッターナイフと定規を使った工作に集中すること2時間、最後に部品を組み立て、完成したときには参加者全員から歓声が上がりました。最後はロール部分にクッション材とレザーを貼って仕上げました。実際にお子さんの胸と腋下をポチロールのロール部分に預けて座ってもらうと、上手に座位姿勢がとれ、お母さん達も嬉しそうです。後日、このワークショップに参加した保護者からの感想を伺うと、学生や職員と一緒に姿勢保持具を製作できたことが嬉しかったことや制作したポチロールは自宅で活用しているとのことでした。日常生活の中で寝た姿勢がどうしても多くなるお子さんには、ポチロールを使って楽しく座位がとれるようになることを願っています。

上田いずみ園での制作場面

完成したポチロールで座った様子

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