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教育・研究

戦争を語り継ぐ~地元の小中高校を学校訪問~

【2024.1.29】

 社会福祉学部山浦ゼミでは、昨年度より太平洋戦争の戦時下を体験した方々からの聞き取りや上田市内に残る戦争遺跡について調査を行ってきました。今年度、1月23、24日の両日、それらの学修の成果をもとにして「太平洋戦争と上田」を主テーマに戦時下の日常を体験した皆様の生きざまを語り継ぎました。 
 1月23日(火)は上田西高校の生徒会の皆様から依頼があり、17:00~18:30に学校訪問をいたしました。会場には2年生が20名ほど集まっていただき熱心に耳を傾けてくれました。活動の途中にはグループワークもあり、それぞれのグループに大学生も加わり話し合いを深めることもできたように思います。

上田西高生の皆さんとともに

<活動後の高校生の感想から>
〇上田に空襲が3回もあったということは知らなかったので驚いた。仲間の小指を16本持ち帰ったという話が印象に残った。貴重なお話を聞くことが出来てよかった。
〇上田市でも、空襲があったことや飛行場があったことなど自分の知らない話が聞けてよかったです。1番印象に残ったことは小指を16本遺族に持って帰った男性の話でした。これからも、戦争について考え、伝えられることは次世代に繋げていきたいと思いました。
〇とてもためになる講演でした。学んだことを親に話したら、大切ないい事学んできたねと言われました。今日学んだことをしっかり心に刻み、今起きている戦争が1秒でも早く終わるような行動を取りたいと思いました。ありがとうございました。

<長大生の感想から>
〇今回、私は前に出ての発表はせず、生徒の皆さんのグループに入ってグループワークの補助をさせていただきました。その中で、私の方から振らずとも、生徒の皆さんが自ら積極的に考えや意見を出し合ってくださっていたのが、とても印象深いです。このような経験は人生で初めてでしたので、色々と至らない点もありましたが、反省を今後の活動に活かしていきたいと思います。今回の講演の内容が、皆様の価値観や考え方などを見つめ直すきっかけになれましたら、幸いです。 
〇問いかけられた内容について生徒さん達が主体的に語り合えていました。その内容も自分の意見や考えに基づいたしっかりとした物で、戦争に対しての関心と真剣さが窺えました。高校生の取り組みの姿勢を見ていて自分も刺激を受けました。
 1月24日(水)は、青木小学校と青木中学校を訪問しました。青木小学校では約30名が元気に迎えてくれました。

青木小学校の6年生教室で活動する長大生

<6年生の感想から>  
〇大学生さん達の話をきいて改めて戦争の恐ろしさ、つらさを実感しました。とてもいい経験になりました。

〇戦争によっていろんなことを制限されたことがつらいと思った。上田市にも空襲があったことが驚きだった。戦争のことは絶対に忘れてはならないと思った。

グループワークをする中学生

 青木中学校では、上田に3回の空襲があったこと、上田には上田飛行場があり、特攻隊の訓練基地に変わっていたこと。そして、当時上田飛行場で少年飛行兵の教官をしていた遊佐卯之助准尉が終戦後の1945年8月18日に妻子を伴って自決したことを紹介し平和について話し合う活動を行いました。

青木中学校にて語り継ぐ長大生

<中学生の感想から>
〇教科書や授業で聞いただけでは分からないような身近なことについて知れて良かった。戦争体験をした方が少なくなる中で実体験も交えた話が聞けてとてもためになりました。
〇最近、戦時中の映画をよく見ます。映画や戦争についてのお話を聞くことは本当に大切だと思いました。今は戦争は無いし戦争について知らないことだらけなので社会の授業やまた、おじいちゃんおばあちゃんに聞いてみたいと思います。大学生は戦争を経験したことがないのに色々知識があって自分もそうなりたいと思いました。
〇身近な場所でも空襲があったことを知り、驚きました。戦争について、より深く知ることができました。今後、青木村の戦争のことについても、調べていきたいと思いました。
〇私は、上田市が戦争に関わっていたことを全然知らなくて、思っていたより身近なところにも戦争の後は残っているのだなと感じ、私も戦争のことを少しずつでも知っていきたいなと今回、改めて思うことが出来ました。わかりやすい説明をありがとうございました。
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