いよいよ共創情報科学部の開設が来春に迫っています!授業や研究開始に向けた準備の一環として、今日は野生動物調査のためのカメラトラップ(無人撮影装置)を山中に設置・回収する作業を行いました。今回の主なターゲットは浅間山周辺(軽井沢)の山林に生息するニホンジカです。カメラトラップを使うことで、彼らの「見えない」暮らしぶりを捉えることができます。
近年、シカやイノシシなどによる農作物への被害(獣害)や、森林生態系への影響が全国的に大きな社会問題となっています。こうした問題を科学的に解決するためには、「どこに、どれだけの動物がいるのか」を正確に把握することが欠かせません。フィールドでの正確な調査と得られたデータの分析は、問題解決の第一歩となります。
共創情報科学部では、情報科学を基盤に、知能・デザイン・環境の3つの分野を学ぶことが出来ます。これにより、「生き物が好き」「自然を守りたい」という思いを基に、高度な情報技術やデザインの力を活かし、環境問題などの複雑な課題に対する実践的な解決策を提案する力を養います。こうした学びを通じて、卒業後は環境コンサルタントや自治体職員、自然環境管理の専門家など、幅広い分野での活躍が期待されます。

カメラトラップを設置する角田先生

クマ対策もバッチリ!

撮影されたシカ