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「助っ人(すけっと)」が活躍しました

  • 社会福祉学部

2025年9月7日、上田市の新田地域にある海禅寺(かいぜんじ)におきまして、地域組織の「新田自治会」と「NPO法人新田の風」との共催で「海禅寺サロン」が開催されました。
今回の「海禅寺サロン」講座のテーマは「困った 私も高齢 お墓を守る人がいない どうしよう」で、多くの住民の方々が参加しました。

講座の前半には、海禅寺副住職による「墓じまい・永代供養・お寺の事情」についての講話と「現代のお墓じまい事情」について日本寺葬協会代表理事による解説があり、後半には、各グループに分かれての意見交換がおこなわれました。グループの意見交換には、助っ人(すけっと)が参加し、グループメンバーから出た意見等の記録や発表等を担当しました。

矢野ゼミの学生が中心となり、助っ人として参加した学生は、
「今までの人生でお墓のこと、供養のことを考える機会がなかったので、実際にお話を聞かせていただいたり、参加者の皆さんと話し合うことで、一気に身近な問題として考えられるようになりました。正直、話し合いの時間が足りないくらい盛り上がっていました。また皆さんとゆっくりお話しできたらいいなと思います」、
「墓じまいについて、問題の当事者から話を聞き、若い時点で考えを深めることができた」、
「自分がお墓に入るのはまだ先のことかも知れないが、『墓じまい』に関しては身近な問題だったので、これを機に家族で話し合っておきたいと思った」、
「墓じまいは、ご先祖を大切に思う気持ちと現実的な負担との折り合いをつける大事な選択だと感じました。形が変わっても、故人を想う心を持ち続けたいと感じた」、
「話し合うことの大切さを改めて実感しました。地域の方の意見を聞く場をいただけて良い経験になりました」
といった感想等を述べていました。

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教員紹介

教授

矢野 亮

ヤノ リョウ

所属

社会福祉学部、大学院 総合福祉学研究科

総合福祉学研究科社会福祉学専攻博士前期・後期