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森ゼミ生が本郷鶏肉様と共同商品開発に向けて中間発表会を実施しました

  • 企業情報学部

社会の状況やこの顧客の状況を踏まえつつ、同社の中核となりうる商品を検討しました

平野社長様からのご挨拶です

開発の責任者の方へ発表しました

各チームともに、さまざまな観点から分析し、同社のありたい姿、ありたい姿に向かうコンセプト、コンセプトを踏まえた商品等を具体化しました

販売先とともに、プロモーションをどのように展開していくのか

その際には商品の諸特徴を踏まえて、どのような内容を伝えるかが鍵になりそうです

各チームの発表に耳を傾け

同じゼミ生から、コメントや意見も出されました

企業情報学部の森ゼミナール(経営学)では、マーケティング論、イノベーション論などの理論研究とともに実践研究として「企業イノベーションプロジェクト」と題して、地域企業の問題解決活動(コンセプトや商品・サービスのデザインなど)を推進しています。

2025年度は、同プロジェクトのスタートアップとして、本郷鶏肉様(長野県松本市)と協働し、同社の今後の方向性の検討や新商品の企画・開発を中心としたプロジェクトを進めることになりました。同社との協働は昨年度に引き続き2年目となり、2025年4月に2025年度の森ゼミが始動し、ゼミを6つのチームに編成し、この問題解決活動がはじまりました。

1.本郷鶏肉様との共同商品開発に向けて(ここまでの検討・研究の流れ)

キックオフ会議において、同社が大切にされている「おいしさの科学」、「地産・地生・地活」(地元で生まれ、地元と共に生きる。地元を活かす。)などの方針やスローガンの重要性についてお聞きし、同社の中核商品である山賊焼きの展開をさらに強化・拡充していきたいことや、それらをさらに若い方に食べていただき、この文化をさらに伝承していきたいという思いをお聞きし、森ゼミのそれぞれのチームでは、同社の中核の商品に位置付けることができるようになることや、社会に存在感のある商品になることを考えながら、ここまで検討を重ねてきました。

2.企業様の方針・思い、社会や顧客の状況は今後を検討しながら商品を具体化し、中間発表会で発表(令和7年6月9日)

独自な調理技術・製造技術・調味料開発技術をもとに、松本市・塩尻市のソウルフードの山賊焼を中核の商品とし、ミートデリカ商品、中華、チルド、地活のさまざまな商品を展開されている同社の現状や、ありたい姿、ありたい姿にむかう方針(コンセプト等)について森ゼミ生なりに分析・考察し、各チームでは、同社の今後の具体的な方向性や、この方向に向かうコンセプト、コンセプトを踏まえた上での商品・サービス案を具体化するに至りました。令和7年6月9日(月)には、本郷鶏肉様や関係者様にその成果を発表する中間発表会の機会をもちました。

中間発表会には、同社の平野社長様、商品開発の責任者(課長)の高木様、管理部係長の田島様、長野県産業振興機構の矢澤松本センター長、同機構青沼地域連携コーディネーター及び松本ものづくり産業支援センターの豊口コーディネーターにご参加いただき、質疑・応答、意見交換、今後の見通し等についてひざを突き合わせながら確認することができました。本郷鶏肉様には、それぞれのチームの検討に真剣に耳を傾けていただき、社会や顧客の分析やコンセプトや商品案等について評価できる点とともに、今後の具体化に向けて価格設定や販売経路、市場・販売予測の面での課題についてもご指摘いただきました。

第1チームのコンセプトを踏まえた商品案

第2チームのコンセプトを踏まえた商品案

第3チームのコンセプトを踏まえた商品案

第4チームのコンセプトを踏まえた商品案

第5チームのコンセプトを踏まえた商品案

第6チームのコンセプトを踏まえた商品案

3.本郷鶏肉様との共同商品開発に向けた今後の予定

森ゼミ生は、今後、理論研究を進めつつ、10月には同社と商品開発に向けたミーティング、11月には試作づくり、さらには来年2月には商品案の具体化に向けた最終発表会を予定しています。また、森ゼミ生は、同時にチームごとに地域企業のイノベーション研究等の実践研究を推進していくことを予定しています。

今後、各チームにおいて、商品案を修正したり、具体化していき、市場での展開を考えていくことになります。引き続き、本郷鶏肉様、どうぞよろしくお願いします。

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教員紹介

教授 / 学部長

森 俊也

モリ シュンヤ

所属

企業情報学部、地域経営学部