これから協働を進めていく上で、平野社長様より、同社の歴史とともに、経営や事業の展開において大切にされている点、課題などについてお話をいただきます
お話をうかがう姿勢も真剣です
商品開発の責任者である高木様より、商品開発において大切にしているポイントを幾つもご教示いただきました
同社の中核商品である山賊焼
このような形で展開されています
企業情報学部の森ゼミナールでは、マーケティング論、イノベーション論などの理論的な研究とともに実践研究として「企業イノベーションプロジェクト」と題して、地域企業の問題解決活動(コンセプトや商品・サービスのデザインなど)を推進しています。
2025年度は、同プロジェクトのスタートアップとして、本郷鶏肉様(長野県松本市)と協働し、同社の今後の方向性の検討や新商品の企画・開発を中心としたプロジェクトを進めることになりました。同社との協働は昨年度に引き続き2年目となり、2025年4月に2025年度の森ゼミが始動し、ゼミを6つのグループに編成し、この問題解決活動がはじまりました。
同社は、独自な調理技術・製造技術・調味料開発技術をもとに、松本市・塩尻市のソウルフードの山賊焼を中核の商品とし、ミートデリカ商品、中華、チルド、地活のさまざまな商品を展開されています。
各チームから質問が出され、皆様に丁寧にご回答をいただきました
こちらのチームからも。今後を考える上で重要となりそうな幾つかの点を質問させていただきます
メモをとりつつ、現状を整理しつつ、今後について考えます
試食もさせていただきつつ、この中核商品の今後の方向をイメージします
同社の現状について、公開されている情報からゼミ生なりに調査し、この調査をもとに、今後、ありたい姿や課題、課題を解決する方針や商品等の展開を考えるべく4月28日(月)に本郷鶏肉様と森ゼミナールとのキックオフ会議を開催しました。
キックオフ会議には、同社の平野拓也社長様、商品開発の責任者である高木奈々葉様、長野県産業振興機構の矢澤弥彦松本センター長、同機構青沼正志地域連携コーディネーター及び松本ものづくり産業支援センターの豊口稔コーディネーターにお越しいただき、まず、本郷鶏肉様の経営や事業の現状および認識されている課題についてご報告をいただきました。その後に、森ゼミの各チームで検討してきた質問が投げかけられ、質疑応答の時間となりました。また、懇談会では、同社の近年の主力商品の山賊焼きを試食させていただき、同社が商品開発にあたり大切にしていることなども丁寧に解説をいただきました。
同社の平野社長様、高木様からは、同社が大切にされている「おいしさの科学」、「地産・地生・地活」(地元で生まれ、地元と共に生きる。地元を活かす。)方針やスローガンに込めた思い、食べるという行為について考えること・思うこと等についてさまざまお話をいただくことともに、同社の中核商品である山賊焼きについて、さらに若い方に食べていただき、この文化をさらに伝承していきたいということをお伝えいただきました。
森ゼミ生は、6月9日(月)に開催するイノベーション中間発表会に向けて、同社の今後の展開について具体的に検討することになっています。
時に真剣に
基本的には楽しみながら検討・研究を進めていきます
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教員紹介
教授 / 学部長
森 俊也
モリ シュンヤ
所属
企業情報学部