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上田市との協働事業

2024年度「信州上田学事業計画」地域パートナー連携事業

上田市と長野大学による地域課題解決協働プロジェクトは、地域や企業にある課題に対し、学生が協働先とともにその課題の解決に向けた取り組みを通じて、地域活性化を牽引する人材の育成と若者の地元定着の促進を目的としています。
本事業では地域の課題と向き合う学び、地域の皆様と協働する学びを実践してきました。
地域の様々な主体(団体、企業、人)と連携して、地域協働活動に取り組み地域に貢献していくことを目指します。

2024度は、3つのプロジェクトから企画を学内で募集しました。

学内・上田市で協議のうえ、次の6つのプロジェクトを実施する運びとなりました。

①【特定テーマ型】道の駅「美ヶ原高原」の魅力創出プロジェクト

森とゆかいな仲間たち

森とゆかいな仲間たちは、森ゼミ4年生10名のグループです。
道の駅「美ヶ原高原」運営会社である株式会社フジランド様と連携し、道の駅「美ヶ原高原」の魅力創出に取り組みます。

道の駅「美ヶ原高原」について

美ヶ原高原の道の駅は、「標高2,000m 日本一高い位置にある道の駅」です。
360 度パノラマであり、展望テラスからは北アルプスなどの雄大な眺望が望めます。
道の駅の多機能化が進む昨今、地方創生の拠点としての役割が期待されています。

地域資源を活用した新たな魅力創出

森ゼミの取り組み紹介

森ゼミでは、企業イノベーションプロジェクトを推進しています。

指導教員
指導教員 企業情報学部 教授 森 俊也

②【テーマ提案型】上田地域 地域活性化・産業振興プロジェクト

上田市の地域活性化や産業に貢献できるプロジェクトを計画し、取り組みたい学生個人または団体を募集しました。
学生たちの自由なアイデアや発想を協働先とともに地域や企業が抱える課題の解決に寄与するプロジェクトが提案されました。

Peace Edu.

Peace Edu.は、昨年度まで山浦ゼミに所属していたメンバーが中心となって結成されたグループです。
主に上田市で戦時下を生き抜いた方々の聴き取り調査を行い冊子にまとめます。
現在、当時を知る方々の高齢化が進み、直接お話を聞くことが困難となってきているなか喫緊に取り組む必要のある課題と言えます。

太平洋戦時下の聴き取り調査・調査記録を発行

学生たちが聴き取り調査を行い執筆した記事を調査記録として発行しました。
今年度は、集団疎開経験者・受け入れ旅館などを取材させていただきました。
次世代を担う若者世代に、戦争の歴史を伝え、平和な社会の構築に繋げていくのかを考えます。

表紙イメージ
第1部
太平洋戦時下の疎開
別所温泉への「集団疎開」に焦点をあてて調査・聴き取りを行いました。
第2部
特集「信州上田「無言館」館長 窪島誠一郎さんに聞く」
第3部
活動を振り返って
学生たちが1年の活動を振り返ります。今後の課題や取り組みについても考えます。

「若者たちへの伝言2024」を読む。
※無断転載・商用利用は禁止します。



これまでに作成した記録集

  • 2022年度:「若者たちへの伝言

    第1部
    聴き取り調査「戦時下の日常生活」
    第2部
    上田市内に残る戦争遺跡
    第3部
    調査研究を振り返って
  • 2023年度:「若者たちへの伝言2023

    第1部
    聴き取り調査「戦時下の日常生活」
    第2部
    戦時下の上田~学童疎開と工場疎開
    第3部
    調査研究を振り返って
    • 無断転載・商用利用は禁止します。
指導教員
指導教員 副学長 山浦 和彦

学生消防サークル 長野大学分団

全国の消防団員数は年々減少しているなか、長野大学の学生で消防団に所属しているのは数名ほどです。
消防団員増加のためにできることを考えます。

大学公認団体の設立

新入生ガイダンスやりんどう祭などの学内イベントで活動する機会を増やすため、公認団体の設立を目指します。
2024年7月18日、長野大学公認サークルとして設立されました。

SNSアカウントの設立

@NAGADAI_BUNDAN

活動の告知、活動の様子を情報発信します。
学生消防サークル公式Instagramは、こちら

学生消防サークルの活動に興味を持った方は、お気軽にDMにてお問い合わせください。

イベント動画の制作

活動の様子を撮影し、編集動画をSNSなどで発信する予定です。

itoma

長野大学の学生7名で運営するitomaは、地域とつなぐイベントを企画して行っています。

背景・課題

上田に居住・通学している学生が多数いる一方で、実際に地域の方と関わる機会や地域のものに触れる機会が少ないと感じている学生たちがいます。学生生活と地域社会が分断されているようにさえ感じます。
また、長野大学の学生で、地域活動に関心を持っている学生、学生同士で交流を広げたいと思っていても学校以外の時間は、関わるきっかけを持つのは難しいという声がありました。

効果・目的

地域との交流で、異なる価値観や人生経験を知り、視野を広げることができます。
若者の声や力が地に域加わることで、地域の賑わい創出を期待できます。

学生と地域のフラットなコミュニュティの設立

様々な属性を持つ地域の方と学生たちが、気軽に交流できるコミュニュティを学生主体でつくっていきます。
始まりとして、市内すべての学生たちが繋がりを持つきっかけになるイベントを開催します。
この活動はビジネスとは一線を画し、学生有志(itoma)の活動であるからこそ、フラットなつながりを作ることができることが利点です。

実施イベント

③【地域企業課題解決型】上田地域企業魅力発信プロジェクト募集

本学において、地域内就職率の向上は喫緊の課題となっています。
上田地域企業魅力発信プロジェクトでは、学生たちの自由なアイデアや視点で上田地域にある企業の魅力をパンフレットや動画など制作・発信することにより、一人でも多くの学生が上田地域にある企業に関心を持ってもらうことを目的としています。
なお、対象となる企業は上田市商工観光部地域雇用推進課の協力のもと選定しました。

今年度の協働先(五十音順)

てくてくうえだ編集部

『てくてくうえだ』バックナンバー

地域マネジメントプロジェクトの一環であるタウン誌作成プロジェクトにて、過去5年間で『てくてくえだ』を5冊制作(毎年1月発行)してきました。
毎年、学生たちがコンセプト決め、インタビュー実施(事前調査含む)、執筆・紙面構成(デザイン含む)を行いタウン誌を発行しています。

コンセプト:「もっと上田、ずっと上田」

現在上田に住んでいる人、これから上田に住む人が、ずっと上田に住みたいと思えるような魅力ある情報を発信します。

ターゲット:市内に在住または通学している大学生

近く就職の時期を迎える、上田の企業に関心を持つ学生たち。

コンテンツ

今年度は『てくてく上田』企業版を製作しました。

  • 協働先3社をメインで特集
  • 求人雑誌や会社案内のような固い内容ばかりでなく、企業情報誌の側面も持ちながら、実際に、学生が手に取りやすいトピックを織り交ぜた構成。
  • 表紙についても、目を引くようなデザインで工夫。

『てくてくうえだ』「信州上田学」特別号3(2025年1月発行)

鈴木ゼミの取り組み紹介

鈴木ゼミの取り組みについて

指導教員
指導教員 企業情報学部 教授 鈴木 誠

たゆたゆふぁくとりー☆

たゆたゆふぁくとりー☆は、企業情報学部3年生4人のグループです。
グループ名はメンバー4人の名前にちなんで名付けました。
制作したショート動画をSNSで発信、上田市の企業の魅力を学生目線で伝えて行きます。

協働先企業の紹介動画を学生たちが制作

今年度の協働先の3社を学生たちが面白いと感じる切り口から取材します。
企業様ごと特色のある動画を制作します。

魅力あるコンテンツを縦型ショート動画で発信

スマートフォンの普及により縦型動画はトレンドになりつつあります。
縦型ショート動画は、スマホの縦画面でそのまま視聴ができ、表示面積が大きく見やすいといった特徴があります。
また、ショート動画は短時間で効率よく情報収集できることから若年層に好まれる傾向があるため、就活を控えた大学生を含めて訴求効果が期待できます。

指導教員
指導教員 大森美和(英語・国際キャリア担当)