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人間と社会の理解(新田クラス・井上クラス) 特定非営利活動法人 ひだまりの丘理事長をお招きしご講演いただきました

  • 社会福祉学部

2025年6月25日、「施設育ちの私が学生の皆さんへ伝えたいこと ~当事者・支援者・親の立場から語る~」をテーマに、理事長の蛯沢様よりご講演いただきました。

蛯沢先生は、児童養護施設出身の当事者、社会的養護および子育てに関わる支援者、蛯沢さん自身が子どもの親である、という三つの立場から貴重なお話をいただくとともに、「福祉とは何か」「福祉の仕事とは何か」について、子どもの権利条約を根拠に、「人が快適に生きられるように社会的な支援を行うこと」と整理して、福祉の本質や支援のあり方などをわかりやすく説明されました。

学生たちの感想の一部に、「大事にしてもらった経験が、人を大切にする意識につながる」、「関係づくりには、言葉と態度を意識したい」、「精神的な支えとなる大人がいることが、ポジティブな考えを保つ要素になる」、「施設の主人公は子どもたち」「自らの経験があるからこそ、児童養護施設にいる子どもたちの悩みや課題が明確になるのだと感じた」といった声がありました。何れもキーワード、キーセンテンスになるものです。

1年生の皆さんには、この講義を通して得た気づきをもとに、今後の学びや研究に生かしてほしいと思います。その際には、この講義で語られた言葉の意味や考え方が理論とどのように合致するのか、また、数値化するとどう見えるのかなど、さまざまな視点から探求されることを期待しています。

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