自然体験プログラム「巣栗渓谷で学ぶ!親子で楽しむ川遊び」を開催(2026.8.2)
上田市立武石小学校ならびに上田市およびその周辺地域の小学校(清明小学校・神川小学校・東塩田小学校・塩田西小学校・東御市立田中小学校)に通う児童(1~6年生)とその保護者を対象に、自然体験プログラム「巣栗渓谷で学ぶ!親子で楽しむ川遊び」を開催しました。
主催: 信州たけしのロマンと魅力を掘り起こし発展させる会(通称:たけしロマンの会)
共催: 長野大学環境ツーリズム里山再生学ゼミナール
小学校からは児童14名・幼児2名・保護者14名、長野大学からは学生13名・教員1名(総勢24名)、たけしロマンの会からは4名が参加しました。里山再生学ゼミ(高橋一秋ゼミ)の学生がプログラムの企画を一から作り上げ、当日の運営を担当しました。参加者の皆さんは、学生が提案する川遊び、自分が考えた川遊びを、武石川上流の巣栗渓谷で楽しみました。
本企画が目指すこと
本企画の目的として、以下の4つを掲げました。
①巣栗渓谷の豊かな自然環境の特徴や魅力を参加者に伝える。
②川遊びを通じて、子ども達の遊ぶ力(主体性・創造性・探究心・挑戦する心)を育む。
③交流を通じて、親子間、学年間の関係を深める。
④巣栗渓谷をフィールドとしたエコツーリズムの振興に寄与する。
本プログラムでは、参加する児童の「5つの力」を育むことを教育上のねらいとして定めました。
①遊びを考える力
②遊びを楽しむ力
③遊びの中で工夫する力
④遊びの中で発見する力
⑤遊びの中でチャレンジする力
本プログラムの内容は、以下の通りです。
1. 事前学習
1-1. 巣栗渓谷の自然と川遊びを楽しむ場所を紹介する動画の視聴
1-2. 参加する児童が川でやってみたい遊びを考える事前学習(Googleフォームで回答)
2. 本学習(当日)
9:30 開会
9:30 2-1. アイスブレイク&遊びの計画づくり
10:00 2-2. 学生が提案する川遊び
11:30 2-3. 昼食
12:30 2-4. 児童がやってみたい川遊び
14:30 2-5. 振り返り
15:00 閉会
1. 事前学習
1-1. 巣栗渓谷の自然と川遊びを楽しむ場所を紹介する動画の視聴
プログラムに参加する子ども達は、事前に巣栗渓谷の自然と川遊びを楽しむ場所を紹介する動画を視聴しました。

巣栗渓谷「川遊び」Map

男の子グループの遊び場所 Map

女の子グループの遊び場所 Map
1-2. 参加する児童が川でやってみたい遊びを考える事前学習(Googleフォームで回答)
子ども達は動画を視聴してから、自分が川でやってみたい遊びとそれに必要な道具を考えました。
2. 本学習(当日)
2-1. アイスブレイク&遊びの計画づくり
開会式のあと、学生が提案する遊びの紹介、川遊びの注意事項の説明を行いました。今回の企画の目玉は、ビンゴゲーム。はじめに、事前学習で考えた遊びで、自分オリジナルの個人ビンゴカードを作りました。次に、子ども達がそれぞれ一番やってみたい遊びを一つずつ選び、全体ビンゴカードを作りました。一日を通して、ビンゴゲームをやりながら、川遊びを楽しむ企画です。川遊びを始める前に、巣栗渓谷に暮らす水生生物の種類、形態的な特徴、棲みかについて紹介しました。
開会のあいさつ
学生が提案する遊びの紹介
川遊びの注意事項の説明
個人ビンゴカードを作る
全体ビンゴカードを作る
巣栗渓谷に暮らす水生生物の紹介
2-2. 学生が提案する川遊び
午前中は、女の子グループと男の子グループに分かれて、学生が提案する遊び(水鉄砲遊び・生き物探し・ボート遊び・階段遊び)を楽しみました。
①水鉄砲遊び
竹で作った水鉄砲で的当てを楽しみました。竹育教室「作って遊ぼう」(坂城町講座&長野大学地域公開イベント)で作った水鉄砲を使いました。
竹で作った水鉄砲で遊ぶ
的当て(的はペットボトル)
②生き物探し
たも網を使って、生き物の探しと採取を楽しみました。捕まえた水生生物の種類を確認し、彼らの生活史について紹介しました。
生き物探し
生き物採取
カワゲラの仲間の幼虫
トビケラの仲間の幼虫
サンショウウオの仲間の幼生
カジカの稚魚
イワナの稚魚
サンショウウオ3匹、捕った!
捕まえた水生生物の紹介
③ボート遊び
ボートに乗って遊びました。
ボートで川下りを楽しむ
滝つぼでボート漕ぎを楽しむ
④階段遊び
階段状になっている川を歩いて上ったり、下ったりしました。
階段を上る
水鉄砲で水をかけあう
2-3. 昼食
お昼休みに前に、ビンゴカードの中で、午前中にやった遊びに〇をつけました。それぞれ準備してきたお弁当をいただきました。
個人ビンゴカードに〇つけ
全体ビンゴカードに〇つけ
お弁当をいただく
冷やしトマトときゅうり
2-4. 児童がやってみたい川遊び
午後は、事前学習で考えた遊びを、親子で、きょうだいや友たちと一緒に楽しみました。
水鉄砲遊び
だるまさんがころんだ
トンボ捕り
チョウ捕り
お風呂づくり
葉っぱ流し
サンショウウオ探し
階段で生き物探し
滝つぼにチャポーン!
滝つぼにジャンプ!
滝つぼでボート漕ぎ
滝つぼで素潜り魚捕り
滝つぼで魚捕り
滝つぼでダムづくり
2-5. 振り返り
ビンゴカードの中で、午後にやった遊びに〇をつけました。子ども達には、午前と午後にやった遊びについて、5つの力(①遊びを考える力、②遊びを楽しむ力、③遊びの中で工夫する力、④遊びの中で発見する力、⑤遊びの中でチャレンジする力)をどのレベルで使ったのかを自己評価してもらいました。保護者の皆さんには、アンケートにご協力いただきました。
個人ビンゴカードに〇つけ
使った5つの力のレベル評価
全体ビンゴカードに〇つけ
アンケートへの回答
全体ビンゴカードの結果
閉会のあいさつ
記念撮影(参加者全員)
記念撮影(里山再生学ゼミ&たけしロマンの会)
森・川・里の恵みクリエイターⅠ種資格の実技試験として実施
自然体験プログラム「巣栗渓谷で学ぶ!親子で楽しむ川遊び」は、2024年度に「森・川・里の恵みクリエイターⅡ種資格」を取得した学生が提案した企画です。今回、自分が提案したプログラムを実技試験として実施し、審査に合格すると、「森・川・里の恵みクリエイターⅠ種資格」を取得することができます。
詳細は:
森・川・里の恵みクリエイター養成講座
お礼
おかげさまで、自然体験プログラム「巣栗渓谷で学ぶ!親子で楽しむ川遊び」を無事に終えることができました。学生達は、プログラムや教材の企画づくり、当日までの準備、当日の運営などの体験を通じて、多くのことを学び、将来、社会人に求められる企画力や実践力を身につけることができました。「振り返り」の時間では、プログラムに参加してくださった子ども達とその保護者の皆さんに「ビンゴカード&振り返り学習シート(児童対象)」や「アンケート(保護者対象)」への回答にご協力いただきました。これらの回答は、学生達の卒業研究に活用させていただきます。また、主催者の「たけしのロマン会」の会長・松井幸夫さん、事務局・中澤信敏さん、江口達夫さん、橋詰秀行さんには、企画づくりと準備、当日の運営にご協力いただきました。本プログラムに関わってくださったすべての皆さんに、この場をお借りして、お礼申し上げます。
里山再生学ゼミ(高橋一秋ゼミ)とは
研究テーマ:里地里山を生息・生育地とする動植物の生態を解き明かし、生態系サービスを地域に活かす
里山再生学ゼミ(高橋一秋ゼミ)では、生態学の視点から、里地里山を生息・生育地とする動植物の生態を解き明かし、生物多様性の保全や再生に寄与する研究を行っています。また、里地里山の生態系サービスを地域社会の持続的発展に役立てるためのアイデアを産み出し、それを具現化するための手法の開発と実践を目指します。これらの研究成果を活用して、環境教育学の視点から、環境問題の解決に役立つ環境教育プログラムやESD(持続可能な開発のための教育Education for Sustainable Development)プログラムの開発と実践に取り組んでいます。
2026年4月から、環境ツーリズム学部と企業情報学部が統合され、「地域経営学部」が開設されました。それに伴って、里山再生学ゼミ(高橋一秋ゼミ)は、2028年度までは「環境ツーリズム学部(環境分野)」で開講されますが、2027年度からは「地域経営学部(地域サステイナビリティコース・環境ツーリズム領域)」でも開講されます。2029年度以降、里山再生学ゼミは、地域経営学部に完全に移行しますが、研究テーマは変わることなく継続し、これまで以上に、新たな価値を創造しつつ、サステイナブルな(持続可能な)地域社会の実現を目指します。
詳細は:
高橋一秋&里山再生学ゼミのWebsite
■関連ページ
自然体験プログラム「巣栗渓谷・川遊びイベント」を開催:高橋一秋ゼミ(里山再生学ゼミ)
竹育教室「作って遊ぼう」(坂城町講座&長野大学地域公開イベント)を開催:高橋一秋ゼミ(里山再生学ゼミ)
関連リンク
教員紹介
教授
高橋 一秋
タカハシ カズアキ
所属
地域経営学部、環境ツーリズム学部