武石地域でコミュニティ拠点周遊イベントの開催

環境ツーリズム学部・松下ゼミでは、上田市武石地域で空き家を活用した複数のコミュニティ拠点を周遊しながら親しむ地域イベント「お散歩ギャラリー」を、武石で活動する複数の地域団体との協働により行われました。

このイベントは、これまでも年1回2日間の開催で、旧武石銀座地区で続けているものです。今回は、いつも個別に地域で活動している松下ゼミの３グループも一同に会して、お互いが連携しながら、まち歩きに回遊性をもたせる企画として実施されました。

農具小屋を改造したピザ窯小屋で活動するグループは、隣接するハーブガーデンの植物を活用した空間デザインや地元の農産物を活用したピザ焼き体験の企画。古民家再生の拠点「たまり家」で活動するグループは、今年の床板貼りワークショプで整備された空間を活用して、子どもたちとの障子張りや灯りづくりなどの手仕事体験の企画。いつもは巣栗渓谷で活動するグループも里におりて、トレッキングコースの手作り看板工作のワークショップ運営などを行いました。

こうした活動には、ゼミで活動を共にする地域住民団体・武石風土つなぎ隊による駄菓子屋店舗「つなぐ家」の運営、地域で活動する高齢者グループが古民家カフェ開店、地元の藍染作家による作品展示、中学生によるイベントなど、地域の多様な世代が運営に参加し、楽しみながら、地域のにぎわい創出を担っていました。

松下ゼミでは、これらの活動を踏まえて、今後の武石地域での持続的な活動アイデアについて検討を重ね、来年１月末の武石地域でのワークショップに臨む予定です。