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住民主体の観光まちづくりに取り組む現場を訪問

  • 環境ツーリズム学部

持続可能な地域の暮らしをテーマに研究活動を進めている環境ツーリズム学部・松下ゼミでは、近隣の茅野市で住民主体の観光まちづくりを推進する組織である「ちの観光まちづくり推進機構」および「笹原観光まちづくり協議会」の活動現場を訪問し、現地調査をおこないました。

ちの観光まちづくり推進機構は、観光まちづくりを中心テーマに据えた地域経営母体(地域DMO)です。このたび松下ゼミでは、推進機構が取り組む多様な事業のうち、住民主体のプログラムである「ちの旅アクティビティ」の企画プロセスや運営方法について、地域おこし協力隊出身のコーディネーターの方よりお話をうかがいました。また、その会場として、古民家を改修した宿泊施設「ヤマウラステイ」も体験しました。

また、推進機構と連携して住民主体の観光まちづくり(コミュニティ・ベースド・ツーリズム)を進める現場として、農村集落単位で取り組む笹原観光まちづくり協議会を訪問し、実際のプログラムを体験するとともに協議会メンバーの方々との意見交換をおこないました。具体的には、住民代表のガイドの「ちの旅案内人」による笹原地区のまち歩きや、女性グループがつくる郷土料理を提供する古民家レストラン「ひなの方」の運営について、体験的に学ぶことができました。また、意見交換会では、特にまちづくり協議会の地域経営手法について、自立的な運営の観点から、たいへん興味深い話もうかがうことができました。

松下ゼミでは上田市武石地域をフィールドにした研究活動の一環として、地域資源を活かした住民主体のツーリズムに地域団体とともに実践的に取り組んでいます。今回の現地調査で得られた知見やアイデアを、武石地域の方々と共有し、今後の研究活動に活かしていく予定です。

教員紹介

教授

松下 重雄

マツシタ シゲオ

所属

環境ツーリズム学部、地域経営学部