環境ツーリズム学部・松下ゼミでは、長野市鬼無里地区で中山間地域の持続可能な暮らしづくりに取り組むNPO法人「まめってぇ鬼無里」を訪問し、現地調査をおこないました。
松下ゼミでは過疎化の進む上田市武石地域をフィールドに、持続可能な暮らしのあり方について研究活動を展開しています。今回の鬼無里地区の現地調査はゼミ生の企画により実現したもので、武石地域の地域づくりの参考にしようとおこなわれました。
まめってぇ鬼無里は「鬼無里地区の自立と再生」を目的に2010年に設立された団体で、「里山」、「食」、「エネルギー」、「暮らし」をテーマに多様な活動に取り組み、近年では脱炭素を目指した地域づくりが高く評価されています。このたび松下ゼミでは、薪エネルギー活用により里山再生を図る「鬼無里薪ステーション」、住民手作りの「まめってぇ鬼無里太陽光発電所」、古民家を改修した地域活動拠点「きなさごごち」、ピザ窯を併設したコミュニティ施設「里山キッチン」などの活動現場を訪問し、団体のリーダーの方々との意見交換もおこなわれました。
松下ゼミでは上田市武石地域において、鬼無里地区と同様、古民家再生活動やピザ窯を活用したコミュニティ拠点づくりをおこなっています。今回の現地調査で得られた知見やアイデアを、武石地域の方々と共有し、今後の研究活動に活かしていく予定です。
教員紹介
教授
松下 重雄
マツシタ シゲオ
所属
環境ツーリズム学部、地域経営学部