自然学校で活躍するための力を身につける!ゼミ合宿 in 望月少年自然の家(2025.5.16-17)
高橋一秋ゼミ(里山再生学ゼミ)では、将来、自然学校で活躍するための力を身につけるために、長野県望月少年自然の家で1泊2日のゼミ合宿を行いました。里山再生学ゼミは、この4月に新メンバー(2年生と3年生)を迎え入れ、旧メンバー(3年生と4年生)と合わせて13名体制となりました。このゼミ合宿が親睦を深める機会にもなりました。
今回のゼミ合宿の研修メニューは、以下の通り。
1.野外炊飯
2.キャンプファイヤー
3.木工クラフト(バードコール)
4.バレーボール
5.ネイチャーゲーム
<1日目>望月少年自然の家に到着
望月少年自然の家に到着
宿泊棟の玄関
標高は1258m。かなり涼しい
施設内のマップ
1.野外炊飯
まず、落ち葉や枝を焚き付けとして使って、薪に火をつけました。次に、薪の火が安定したら、飯ごうでお米を炊き、お鍋でカレー、鉄板で焼きそばを作り、焼肉もやりました。学生たちは、薪への火のつけ方、薪の火を使って調理をする方法を学びました。
荷物をリアカーに乗せ、野外炊飯の場所まで運ぶ
野外炊飯場へ移動
野外炊飯場に到着
野外炊飯で使う調理器具の一式
薪を運ぶ
焚き付け用の枝を運ぶ
指導員さん(環境ツーリズム学部の卒業生!)
落ち葉を敷き詰め、その上に枝を小さく折って置く
チャッカマンで火をつける
薪が燃え始める
薪にうまく火がつかない・・・
今度こそ!
調理開始
食材
お米を研ぐ
お米を炊く
炊きあがったお米。美味しそう!
カレーの具を炒める
カレーの具を煮る
ルーを入れ、カレーのできあがり!
ひとまず、乾杯!(今年も、このメンバーで仲良くやっていこう)
ごはんをよそって
カレーをかけて
カレーライスのできあがり!
いただきます!
焼きそばの具を炒める
焼きそばのできあがり!
お肉を焼く
焼肉のできあがり!
片づけ
焼け残った炭や灰も集めて、掃除
2.キャンプファイヤー
木を組み合わせて「やぐら」を作り、灯油をしみ込ませたトーチに火をつけ、やぐらを着火しました。学生たちは、「やぐら」の組み方、火のつけ方を学びました。燃え上がる炎を見ながら、最近のマイブームや出来事について語り合いました。
キャンプファイヤーの会場
燃やす木材と枝、ササ
木材を運ぶ
中心に燃えやすい枝で山を作る
枝を取り囲むように木材を組む
四角形になるように木材を組み上げる
ササを折って長さを整える
ササをやぐらの中心に立てる
やぐらの完成!
指導員さんに火のつけ方をレクチャー
トーチに灯油をしみ込ませる
余った灯油をやぐらにかける
チャッカマンでトーチに火をつける
やぐらに着火
燃え上がる炎
オレンジ色に染まるやぐら
最近のマイブームや出来事を語り合う(動画)
火を囲む学生たち
火が小さくなると、学生たちの輪も小さく
キャンプファイヤーと一緒に記念撮影
<2日目>朝食
朝食の準備
朝食のメニュー
いただきます!
片づけ
3.木工クラフト(バードコール)
木の枝と金具、タコ糸を使って、バードコールを作りました。学生たちは、バードコールの作り方を学びました。できあがったバードコールを使って「誰が一番きれいにさえずることができるか」を競うコンテストを行いました。
バードコールの作り方をレクチャー
バードコールの材料
木を選ぶ
どんな音が鳴るか確かめる
タコ糸を木と金具の穴に通す
マジックでぬり、文字や絵を描く
人の顔
日付
コンテスト。さえずってます!
2年生の部、優勝!
最後に、全員で合奏(動画)
集合写真
バードコールの集合写真
組体操?
4.バレーボール
2チームに分かれて、「制限時間内に何回ラリーが続くか」を競うバレーボール大会を行いました。ゼミ生たちは、汗だくになって親睦を深め合いました。
10分×2本勝負
ラリーの最高記録は、31回
5.ネイチャーゲーム
「目隠しゲーム」と「葉っぱ探しゲーム」を行いました。
目隠しゲーム
2人でペアを作り、片方が目隠しをし、もう片方が何か当ててもらう物を決め、そこに連れて行きます。目隠しをした方は、その物を触ったり、嗅いだり、叩いて鳴らしてみたりしながら、その物の特徴を触覚・嗅覚・聴覚の3つの感覚を使って覚えます。元の場所に戻ってから、「目隠しをして、特徴を覚えた物は何か」を当てるゲームです。本来であれば、野外で行うのですが、強い雨が降っていましたので、体育館で行いました。
目隠しをし、その場でグルグル回る
ある場所に連れて行く
ある物の特徴を覚える
何だ、これ?
目が回りすぎて、まっすぐ歩けない・・・
あった、これだ!
葉っぱ探しゲーム
まず、集めてある葉っぱ(14種類)を見たり、触ったり、匂いを嗅いだりしながら、その葉っぱの特徴を視覚・触覚・嗅覚の3つの感覚を使って覚えます。2つのチームに分かれて、制限時間内に「14種類のうち何種類の葉っぱを集められるか」を競うゲームです。雨が小降りになったので、野外で行いました。学生たちは、葉っぱを集め終わったら、正解かどうかを答え合わせをし、それぞれの葉っぱの種名、それぞれの樹木や葉っぱの形態的な特徴、それぞれの木の実をエサとして利用する動物、それらの樹木が構成する森林の特徴について学びました。
葉っぱの特徴を覚える
どっかで見たことあるぞ、これ!
雨の中、探しに行く
見つけた!
ミズナラ。ドングリはツキノワグマの大好物
ウワミズザクラ。果実はツキノワグマの大好物
答え合わせ
間違ってた・・・
こっちが、ミズナラ?で
こっちが、コナラ?
コブシの葉っぱの匂いは?青臭い・・・
コブシの枝は?いい匂い!
集合写真
昼食
昼食のメニュー
牛丼、美味しくいただきました!
望月少年自然の家を出発
部屋の片づけと掃除
体育館の掃除
薪ストーブにも別れを告げ
雨の降る中、長野大学へ
お礼
2日間、望月少年自然の家の職員の皆さんには、大変お世話になりました。野外炊飯では薪に火をつける方法、キャンプファイヤーではやぐらの組み方や火のつけ方、木工クラフトではバードコールの作り方、施設利用については布団やシーツの使い方など、職員の皆さんに丁寧に教えていただきました。ありがとうございました。
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里山再生学ゼミ(高橋一秋ゼミ)とは
研究テーマ:里地里山を生息・生育地とする動植物の生態を解き明かし、生態系サービスを地域に活かす
里山再生学ゼミ(高橋一秋ゼミ)では、生態学の視点から、里地里山を生息・生育地とする動植物の生態を解き明かし、生物多様性の保全や再生に寄与する研究を行っています。また、里地里山の生態系サービスを地域社会の持続的発展に役立てるためのアイデアを産み出し、それを具現化するための手法の開発と実践を目指します。これらの研究成果を活用して、環境教育学の視点から、環境問題の解決に役立つ環境教育プログラムやESD(持続可能な開発のための教育Education for Sustainable Development)プログラムの開発と実践にも取り組んでいます。
2026年4月から、環境ツーリズム学部と企業情報学部の再編による「地域経営学部(仮称)」が開設予定です。それに伴って、里山再生学ゼミ(高橋一秋ゼミ)は「地域経営学部(仮称)、地域サステイナビリティコース・環境ツーリズム領域」に移ります。研究テーマは変わることなく継続し、これまで以上に、新たな価値を創造しつつ、サステイナブルな(持続可能な)地域社会の実現を目指します。
<研究分野>
動植物生態分野:生態学をベースに里地里山の動植物の生態を明らかにし、保全策を提案します。また、保全策を実施し、里地里山の再生・保全に貢献します。
環境教育分野:里地里山の動植物の生態や特徴を学ぶプログラムや教材を開発・実施し、その学習成果を評価します。これによって、次世代を担う人材の育成に貢献します。
エコツーリズム分野:里地里山の動植物や生態系サービスを題材としたコンテンツを作成し、エコツーリズムの推進に貢献します。
生態系サービス分野:里地里山の生態系サービス(供給、調整、文化、生息・生育地サービス)を再生・保全しつつ、活用するアイデアを考え、実施します。これによって、地域社会の持続的発展に貢献します。
構想中であるため、変更となる場合があります。
関連リンク
教員紹介
教授
高橋 一秋
タカハシ カズアキ
所属
環境ツーリズム学部