9月11日~15日、満尾ゼミでは岩手県奥州市において環境配慮型工法が採用された水田地帯においてフィールドワーク実習を実施しました。岩手県奥州市は、1998年から2011年にかけて1000haに及ぶ広大な水田を対象に圃場整備が実施されましたが、その際に生態系に配慮した工法が複数個所で採用されており、日本における環境配慮型圃場整備の先進地と言えます。本実習は、現地における視察・調査によって調査技術や水田における環境配慮工法の効果・課題について学ぶとともに、農業の持続可能性について理解を深めることが目的です。
現地では、水路を中心とした環境配慮の効果について検証できるよう、複数の工法についてコドラート法というサンプリング手法によって調査を実施しました。日中はひたすらサンプリングを繰り返す実習でしたが、普段見ることの少ない環境配慮工法の効果等について実際のデータから学ぶことが出来たと思います。
教員紹介
教授
満尾 世志人
ミツオ ヨシト
所属
環境ツーリズム学部