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当事者の話を聞き、当事者理解を深める

  • 社会福祉学部

 特別支援教育概論は全ての免許種において必修とされている科目であり、多様な児童生徒が学校に在籍している現状を踏まえて、多様性の理解や個に応じた支援の在り方について学んでいます。今回の講義では、当事者であり、現在長野大学大学院で当事者研究にも携わっている大学院生をお招きし、発達障害当事者が抱える困り感や社会生活上の支援の必要性について講演いただきました。

 『発達障害』の理解が拡がり、確かに支援を受けられることは増えてきました。しかしながら、実際に社会から提供される支援や配慮の中には、当事者の意向を無視した過剰支援も多くあり、結果的に当事者も支援者側も苦しくなっている現実があることを仰っていました。また、どのように支援をお願いすれば良いのか、自分自身が抱える言語化できない生きにくさにどのように向き合えば良いのか、支援を受けるだけではなく指導の必要性についても指摘されていました。

 今年度は、成人の当事者だけではなく、中学生の当事者にも事前質問に応える形で発達障害児の学校生活の実態に回答いただきました。自分の話をちゃんと受け止めてほしい、一緒に解決策を考えて欲しい、との回答は教師が子どもたちにどのように接すれば良いのかを教えてくれたのではないかと思います。

 今後は、実際に子どもたちと関わりながら、真に当事者に寄り添う教師になるべく学習を積んでいってほしいと思います。

教員紹介

教授

丹野 傑史

タンノ タカヒト

所属

社会福祉学部、大学院 総合福祉学研究科

発達支援学専攻・社会福祉学専攻博士後期(論文指導担当)