2025年11月23日、新田自治会館駐車場におきまして「災害学習」を目的とした、炊出し訓練が開催され、矢野ゼミナールの学生と助っ人が参加しました。今回は、秋刀魚を焼いて提供する活動が中心でした。活動終了後には以下のような感想があり、日常の関りの大切さ等を学ぶ貴重な機会となりました。
終了後の感想
私は、秋刀魚などの販売や、食事スペースの拭き上げを行った。想定より多くの人が来場しており、とても繁盛していた。地域活動で自分ができることを探して取り組むという経験は、とても有意義だった。また、災害学習終了後に、地域の人と交流でき、良い経験となった。
今回は災害学習を目的とした地域イベントに参加し、秋刀魚を炭火で焼いて提供する役割を担当した。炭火での調理は想像以上に難しく、特に強い火力と煙の熱さが大きな負担となった。煙が顔にまとわりつくように上がり、長時間その場に立ち続けることが困難だった。また、炭の温度は一定ではなく、秋刀魚の焼き加減を整えるには常に状態を観察し続ける必要があり、調整の難しさを実感した。行列ができるほど多くの来場者が訪れ、「美味しかった」「焼き加減がちょうど良い」といった声を直接いただくことができた。自分たちの作業が人の喜びにつながっていると実感できた。今回の経験を通して、災害時の炊き出しや野外調理が持つ大変さを体験的に理解できたと同時に、協力して支え合うことの大切さも感じた。災害学習は「知識を得る」だけでなく、「身体で覚える」重要性を持つ学習であることを改めて認識した。今後もこうした地域活動に積極的に参加し、実践を通して学びを深めていきたい。
秋刀魚を買いに来てくれる地域の方々がとても笑顔で、ボランティアとして参加されていた方々とも繋がりがあったらしく、お互い声を掛け合っている姿が見れて日ごろから地域の方々と関わりを持っておくことがいざという時に助けになるのだと感じた。私は新田地区ではないので、知らない方々ばかりだったが接客を通してお話ししたりすることが出来て良い経験になった。また、今回は市からのお金と自治会で集めたお金で秋刀魚を買い、無料で提供しており、こういう形で地域の人に還元するのは住民にとって嬉しいことであり、交流の場になっているのだと気づいた。来てくれる皆さんが小学生からお年寄りの方までいらっしゃって、秋刀魚が食べれるのを嬉しそうにしている姿が見れてとて温かい気持ちになった。


教員紹介
教授
矢野 亮
ヤノ リョウ
所属
社会福祉学部、大学院 総合福祉学研究科
総合福祉学研究科社会福祉学専攻博士前期・後期