知的障害教育演習では、教育的ニーズのあるお子さんに対して、地域の特別支援学校・特別支援学級・通級指導教室など、現場の先生方との協働により、教材・教具を作成し、提供する活動を行います。また、その一連のプロセスを通じて「実態を把握したり、先生方の様々な指導観に触れたりすること」を目的としています。
今回は、K学校の幼稚部夏祭りに参加しました。お店に必要な教材・教具を作成し、実際に学生たち運営をする中で、障害のある幼児さんと関わりをもちました。テスト期間の合間を縫い、作成したお店を運営する中で、子どもたちから歓声が上がったり、飛び跳ねて喜んだりする様子を見て、学生からも自然に笑みが溢れました。
また、障害種に応じて、求められる環境設定や言葉がけ、教材のあり方の違いを体感することができた1日でした。後期にK学校の先生方に振り返りの時間を割いていただき、「教育的ニーズに応じる」ことへの理解を深めていきたいと考えています。
教員紹介
准教授
青木 雄一
アオキ ユウイチ
所属
社会福祉学部、大学院 総合福祉学研究科
総合福祉学研究科発達支援学専攻