本ゼミナールでは、特別支援学校、特別支援学級、通級による指導、通常学級、就労継続支援B型事業所、幼児臨床指導、発達障害当事者会など、複数のフィールドの中から学生の関心に応じて活動を選択します。学生が各々の活動における体験や疑問を共有し、議論を重ねる中で「障害のある方の各ライフステージにおける発達」を福祉的・教育的側面から総合的に学んでいきます。
今回は、就労継続支援B型事業所NPO法人エリスンを訪問し、スタッフさん・利用者さんとともに桑の実の収穫作業を行いました。上田市は、かつて養蚕の町として大きく栄え、現在でもそこかしこに桑の木が見られます。エリスンさんでは耕作放棄地を開墾・整備した畑で桑の実を栽培しています。
蒸し暑い気候の中でも、実の完熟具合を1つ1つ丁寧に見ながら黙々と収穫に取り組む利用者さんに刺激を受け、我々も懸命に働きます。隙間時間には、学生と利用者さんが楽しく世間話をする様子も見られました。豊かな自然の中で人と関わりながら農作業をすることで、エリスンのキャッチフレーズ「はたらく・くらす・たのしむ」を体感できた1日でした。
教員紹介
准教授
青木 雄一
アオキ ユウイチ
所属
社会福祉学部、大学院 総合福祉学研究科
総合福祉学研究科発達支援学専攻