カワウ対策・アユの放流(2026.5.7)
千曲川では、川魚がカワウに捕食される問題が発生しています。この日は、上小漁業協同組合の皆さんが、カワウが嫌がる忌避テープの設置とアユ稚魚の放流を行いました。学生達は、その作業をお手伝いさせていただきました。
鯉西つけば小屋の視察(2026.5.8)
翌日、学生達は、千曲川の河川敷に店舗を設ける「鯉西つけば小屋」を視察させていただきました。はじめに、ウグイの伝統漁法である「つけば」を見学し、実際につけばに集まって来たウグイを手づかみで捕まえる体験をしました。今年は大量でした!婚姻色のオレンジのラインがとても綺麗でした。また、つけばの玉砂利を補修するメンテナンス作業もお手伝いしました。つけば小屋に戻ってから、千曲川で捕れたウグイの塩焼きとてんぷらをいただきました。美味しい川魚を堪能しました!
最後に、学生達は一人一問ずつ、「鯉西つけば小屋」の社長さんに質問をし、お答えいただきました。質問の内容は、事前学習で疑問を持った内容であり、「つけば漁について」「川魚の天敵に対する対策について」「地球温暖化の影響について」「川魚の味わいや調理法について」「客層について」「メディア取材の効果について」「つけば小屋と観光について」「つけば漁やつけば小屋の伝承について」の8分野。
2日間の体験と伺ったお話を通じて、千曲川に生息する川魚の種類、川魚が抱える問題とその対策、伝統漁法「つけば」の仕組み、捕れた川魚を活用した郷土料理などについて学びました。
→ 関連ページ:千曲川・「鯉西」つけば漁の見学:課題探求ゼミナール・専門ゼミナール(高橋一秋ゼミ・満尾世志人ゼミ)、森・川・里の恵みクリエイター養成講座 合同企画
カワウ対策用の忌避テープの設置
鯉西つけば小屋
作業内容の説明
カワウ対策用の忌避テープ
忌避テープを川に沿って張る
忌避テープを川を横断させて張る
テレビ局の取材に答える学生
アユ稚魚の放流
琵琶湖からアユ稚魚を運んで来たトラック
元気なアユ稚魚
アユ稚魚を川まで運ぶ
放流されるアユ稚魚
アユ稚魚を放流
大きく育てよ!
トラックからビニールのチューブを川へ伸ばす
チューブの中を通ってアユ稚魚は川へ
貴重な体験をしました!
組合長さんのご挨拶
伝統漁法「つけば」の見学
鯉西つけば小屋
鯉西・社長さんのご挨拶
伝統漁法「つけば」
つけばの仕組みを解説
投網を打つ
一網打尽!
捕れたウグイ
婚姻色のオレンジがきれい!
ウグイの手づかみ体験
捕まえた!
玉砂利に産み付けられたウグイの卵を観察
ウグイの卵
捕獲網をたぐりよせる
大量!
玉砂利を洗う
玉砂利を補修
「つけば小屋」でウグイ料理の実食
ウグイを焼く
実食!
ウグイの塩焼き
ウグイのてんぷら
鯉西・社長さんへの質問タイム
質問タイム
お礼
上小漁業協同組合の皆さんには、カワウ対策用の忌避テープの設置とアユ稚魚の放流を体験する貴重な機会をいただきました。鯉西の社長さんには、つけば漁の仕組みについてご説明いただき、実際の漁も見学させていただきました。学生達の質問にも丁寧にお答えいただきました。「大型バスの団体さんをどんどん受け入れればいいというものでもない」「河川敷のつけば小屋でいただく川魚料理を毎年楽しみにしてくださっているお客さんを大切にしたい」とおっしゃっていた社長さんのお言葉がとても印象的でした。鯉西の社長さんをはじめ、この視察を支えてくださったすべての皆さんに感謝申し上げます。
里山再生学ゼミ(高橋一秋ゼミ)とは
研究テーマ:里地里山を生息・生育地とする動植物の生態を解き明かし、生態系サービスを地域に活かす
里山再生学ゼミ(高橋一秋ゼミ)では、生態学の視点から、里地里山を生息・生育地とする動植物の生態を解き明かし、生物多様性の保全や再生に寄与する研究を行っています。また、里地里山の生態系サービスを地域社会の持続的発展に役立てるためのアイデアを産み出し、それを具現化するための手法の開発と実践を目指します。これらの研究成果を活用して、環境教育学の視点から、環境問題の解決に役立つ環境教育プログラムやESD(持続可能な開発のための教育Education for Sustainable Development)プログラムの開発と実践に取り組んでいます。
2026年4月から、環境ツーリズム学部と企業情報学部が統合され、「地域経営学部」が開設されました。それに伴って、里山再生学ゼミ(高橋一秋ゼミ)は、2028年度までは「環境ツーリズム学部(環境分野)」で開講されますが、2027年度からは「地域経営学部(地域サステイナビリティコース・環境ツーリズム領域)」でも開講されます。2029年度以降、里山再生学ゼミは、地域経営学部に完全に移行しますが、研究テーマは変わることなく継続し、これまで以上に、新たな価値を創造しつつ、サステイナブルな(持続可能な)地域社会の実現を目指します。
→ 詳細は:高橋一秋&里山再生学ゼミのWebsite
関連リンク
教員紹介
教授
高橋 一秋
タカハシ カズアキ
所属
地域経営学部、環境ツーリズム学部