
HIPPOCAMUPUS様のイノベーション研究を進めていきます
企業情報学部の森ゼミナールでは、「企業イノベーションプロジェクト」と題し、イノベーション論やマーケティング論、経営戦略論などの理論研究を基礎にして、食品、飲料、製菓、メーカー、ホテル、化粧品、サービス、アパレル、流通小売、銀行・金融、住宅などの地域企業の問題解決活動(コンセプトの策定や商品・サービスのデザインなどの価値創造活動)を推進しています。
森ゼミ第6チームは、精油や自家栽培のハーブなどを中心とした事業を展開する「HIPPOCAMUPUS」(ヒポキャンパス、上田市)様のイノベーション研究を推進しており、この度、同社にヒアリング調査を実施し、同社との協働がスタートしました。

HIPPOCAMUPUS代表の橋詰様と森ゼミ生
1) ヒアリング調査の概要
訪問日
2025年11月15日
訪問先
HIPPOCAMUPUS様(上田市)
訪問先でご対応頂いた方
橋詰 凌 様(HIPPOCAMPUS代表)
訪問したメンバー
森ゼミ生(中村実夢、雨宮梨玖、小澤咲葉、牛山美優)
インタビュー調査の概要
イノベーション研究を進めていく上で、以下の質問をさせていただき、丁寧にご回答をいただきました。
①ご開帳について
Q) 御開帳の時期には、どのような取り組みをされていたのか、差し支えない範囲で教えていただけますでしょうか。
Instagramで限定ブレンド「御開帳」を販売されていたのは拝見したのですが、ほかにも関わっておられたことがあれば、お伺いできたら嬉しいです。
②蒸留施設について
Q) 蒸留施設にある釜や道具は、どのように準備されたものなのでしょうか。譲り受けられたものなのか、ご自身で購入されたものなのか…その経緯をもし教えていただけたらありがたいです。
多くの方が蒸留を委託されていると伺い、施設の管理や維持が大変だからなのかと想像したのですが、実際のところをお聞きしてみたいと思いました。
Q)委託が来るのは、どういった理由から?
③間伐材について
Q) 今後、商品の種類や数を増やしていきたいと伺いましたが、大量生産を進めるには機材を増やしたり、材料を安定的に確保したりする必要があるように感じました。そこで、上田市には現在どのくらいの間伐材があるのか、差し支えなければ教えていただけますか。
Q)間伐材の連絡はどうなってるの?
Q)間伐材の頻度は?
④森林県としての長野県の魅力について
Q)長野県の魅力として「森林県であること」を挙げていらっしゃいましたが、日本にも森林の多い地域は他にもあるかと思います。その中で、長野県ならではの魅力とはどの部分なのか、もう少し詳しくお聞かせいただけると嬉しいです
⑤ワイン事業への関心について
Q)ワインにもご興味があると伺いましたが、将来的にワイン事業を立ち上げて、お店で販売されるような展開をお考えなのでしょうか。もし構想の一端でもお聞かせいただけたら幸いです。
事業の展開すること全般について
Q)卸先について
Q)事業を通して、顧客にどういう思いになってほしいのかについて
Q)富山の匂いと長野の匂いについて
Q)精油で出来ることについて
Q)精油はいつから展開されているのでしょうか?
2)ヒアリングを通して感じたこと
地域の資源を生かしながら人々に土地の魅力を体験として届けることを大切にしていると感じました。また、香りを通じて心身を整え、記憶や季節の移ろいをやさしく結びつけることをより大切にしているとも思いました。さらに、地域との関わりが深く、廃棄物や間伐材を精油へと生かすなど持続可能性に配慮した活動を続けている点も印象的でした。廃棄されるものを有効活用している姿勢はとてもいいと感じました。
また、「美人茶」や「息抜茶」といった目を引く名前の商品に、それぞれ用途の説明を丁寧に添えていることで、アロマオイルよりも効果が強く手を出しにくい精油への不安感をやわらげていると感じました。同時に営業しているカフェについては、スタッフの人数が少ないことを不安要素として挙げていましたが、店内に精油商品を眺められる空間があるため待ち時間が苦にならず、むしろゆったりと過ごせる点が魅力だと思いました。
3)ヒアリングを通した今後のイノベーション研究の方針について
今後の経営や事業の展開の方向性を考える上で、精油等の魅力や特徴というものを整理しつつターゲットをより明確にしながら事業・製品を展開するとともに、これらの事業・製品の特徴や展開する場所を知る(情報発信・広報の)機会を増やしていくことが重要となると思いました。これらの点を中心として今後、イノベーション研究を進めていきたいと考えます(森ゼミ第6チームまとめより)。

相手のことを考えた数々のブレンド商品のラインナップ

展示・配置の仕方もコンセプトをもちながら展開されています
森ゼミ生は、このヒアリングをもとにさらに検討を重ね、事業を展開するコンセプトを策定し、コンセプトを踏まえた商品・サービスなどを具体的に検討していきたいと考えています。

精油、ハーブ等の特徴をどのように整理し、今後、事業を展開していくのか、考えていきます
関連リンク
教員紹介
教授 / 学部長
森 俊也
モリ シュンヤ
所属
企業情報学部、地域経営学部