
今後、石井工務店様のイノベーション研究を進めていく上で、少し踏み込んだ点も質問させていただきます
企業情報学部の森ゼミナールでは、「企業イノベーションプロジェクト」と題し、イノベーション論やマーケティング論、経営戦略論などの理論研究を基礎にして、食品、飲料、製菓、メーカー、ホテル、化粧品、サービス、アパレル、流通小売、銀行・金融、住宅などの地域企業の問題解決活動(コンセプトの策定や商品・サービスのデザインなどの価値創造活動)を推進しています。
森ゼミ第4チームは、石井工務店様(上田市)のイノベーション研究を推進しており、この度、同社にヒアリング調査を実施し、同社との協働がスタートしました。

石井工務店の石井様と森ゼミ生
訪問日
2025年11月6日
訪問先
石井工務店様
訪問先でご対応頂いた方
石井輝樹様
訪問したメンバー
大野一美、浦田華、太田唯斗、村松知沙

石井様に同社の方針や今後の方向についてうかがいました
インタビュー調査の概要
1)質問した内容は以下の通りです。それぞれについて丁寧にご回答をいただきました。
・ コンセプトに掲げられている「今」「未来」「まち」には、それぞれどのような意味や想いが込められているのでしょうか。また、それらの考え方に基づき、今後どのような規模や方向性での事業展開を想定されているでしょうか。
・なぜ新築事業だけでなく、リノベーションも推進されているのでしょうか。あわせて、貴社における「リノベーション」の定義や、「リフォーム」との違いについてもお伺いできれば幸いです。
・今後、貴社が想定されている“まち”にとって、どのような存在でありたいとお考えでしょうか。
・貴社が認識されている強み・弱みや悩み、また上田のまちづくりに関して考えている課題等がございましたら教えていただきたいです。
・「26bldg」と「KOKAGE bldg」それぞれのコンセプトに込められた想いや、プロジェクトを手掛けるに至ったきっかけについてお聞かせください。
・起業からこれまでの事業の歩みや、石井様が代表取締役に就任された際に引き継がれたもの、また新たに取り組まれたことについてお伺いできれば幸いです。
・現在のターゲット層や顧客層(層性、利用目的、個人 or 事業者)、リピート率について教えていただきたいです。
・現状、施行後の顧客とどのような関係を築いていらっしゃり、今後どうしていきたいか思いがあればお聞かせ頂きたいです。
・社員の皆様の記憶に残っている顧客や、貴社の思いと合っている顧客像はどのようなものでしょうか。
・ 新築事業とリノベーション事業の比率、併せて差し支えなければ売上の内訳についてもお教えいただけますと幸いです。
・年間の業務の流れと、今後やってみたい取り組みを教えていただきたいです。
・伝統構法を扱うのはどのような理由がございますか?また、これらの技術についてお客様からの反応がありましたらお聞きしたいです。
その他質問
・お客様と向き合っていく中で大切にされていることは何ですか。
・上田を面白いまちにしたいと仰っていましたが、どのようになっていくと「面白い」と感じますか。
2)ヒアリングを通して感じたこと
今回の訪問では、代表取締役・石井輝樹様のお人柄や仕事に対する考え方について、また石井工務店の理念や現在行っている取り組みについて理解を深めることができました。
はじめは企業様へのヒアリング訪問に緊張した様子の訪問メンバーでしたが、石井様の気さくで謙虚な姿勢に触れたことでリラックスした状態でやり取りを行うことができました。
ヒアリングを通して特に印象に残っているのは、石井様が「自分が住んでいる “まち”にこんなものがあったらいいな、という思いが起点になっている」と仰っていたことです。
自分の住むまちをもっと面白くしたいという愛着が「お客様の希望以上のものをつくり、少しでも驚きや感動を楽しんでいただく」という仕事に表れているなと感じました。
3)ヒアリングを通した今後の方針について
暮らしやまちを「面白く」するというのが、今回のヒアリングでのキーワードとなっていたように感じる。お客様が求めている以上のクオリティで「建物を建てる・リノベーションをする」という石井工務店様の経営方針を大切にしながら、そこに住む人々の暮らしをより面白くするクリエイティブな提案ができるよう検討していきたい。(第4チームまとめより)。

石井様には丁寧にご回答をいただきました
森ゼミ生は、このヒアリングをもとにさらに検討を重ね、事業を展開するコンセプトを策定し、コンセプトを踏まえた商品・サービスなどを具体的に検討していきたいと考えています。

森ゼミ生は同社の今後のイノベーションの方向性を探っていきます
関連リンク
教員紹介
教授 / 学部長
森 俊也
モリ シュンヤ
所属
企業情報学部、地域経営学部