環境教育プログラム「畑のお野菜を食べちゃう動物は?」を「ふしぎ・なるほど・おもしろサイエンスin上田創造館2025」で実施(2025.8.5)
里山再生学ゼミの学生が「ふしぎ・なるほど・おもしろサイエンスin上田創造館2025」のブースに企画を出展し、ブースに訪れた子ども達とその保護者を対象に、環境教育プログラム「畑のお野菜を食べちゃう動物は?」を実施しました。
環境教育プログラム「畑のお野菜を食べちゃう動物は?」のプログラムは、以下の通りです。
1. 獣害の概要
2. カードゲーム
3. 獣害の被害状況
4. シカ対策
5. ジオラマゲーム
6. 獣害被害の拡大要因
1.獣害の概要
参加者は、はじめに「獣害とは」何か、「獣害の被害状況」について学びました。
長野大学のブース
獣害とは
2. カードゲーム
農作物と害獣との関係を学ぶカードゲームに挑戦し、どの種類の動物がどの種類の農作物を食べてしまうのかを学びました。
農作物と害獣との関係を学ぶカードゲーム
カードゲームに挑戦!
5. ジオラマゲーム
農作物を電気柵・金属柵・ネット柵を使って守るゲームに挑戦し、どのような対策が効果的かを学びました。
獣害対策を学ぶジオラマゲーム
ジオラマゲームに挑戦!
ネット柵の体験
トウモロコシを食べるキツネの動画
集合写真
森・川・里の恵みクリエイターⅠ種資格の実技試験として実施
環境教育プログラム「畑のお野菜を食べちゃう動物は?」は、2023年度に「森・川・里の恵みクリエイターⅡ種資格」を取得した学生が提案した企画です。今回、自分が提案したプログラムを実技試験として実施し、審査に合格すると、「森・川・里の恵みクリエイターⅠ種資格」を取得することができます。
詳細は:
森・川・里の恵みクリエイター養成講座
お礼
上田創造館の皆様には、「ふしぎ・なるほど・おもしろサイエンスin上田創造館2025」に出展させていただく機会をいただき、ありがとうございました。学生達にとって、自分達の企画を広く子ども達に体験していただく、貴重な機会となりました。この場をお借りして、お礼申し上げます。
里山再生学ゼミ(高橋一秋ゼミ)とは
研究テーマ:里地里山を生息・生育地とする動植物の生態を解き明かし、生態系サービスを地域に活かす
里山再生学ゼミ(高橋一秋ゼミ)では、生態学の視点から、里地里山を生息・生育地とする動植物の生態を解き明かし、生物多様性の保全や再生に寄与する研究を行っています。また、里地里山の生態系サービスを地域社会の持続的発展に役立てるためのアイデアを産み出し、それを具現化するための手法の開発と実践を目指します。これらの研究成果を活用して、環境教育学の視点から、環境問題の解決に役立つ環境教育プログラムやESD(持続可能な開発のための教育Education for Sustainable Development)プログラムの開発と実践にも取り組んでいます。
2026年4月から、環境ツーリズム学部と企業情報学部の再編による「地域経営学部」が開設されます。それに伴って、里山再生学ゼミ(高橋一秋ゼミ)は「地域経営学部、地域サステイナビリティコース・環境ツーリズム領域」に移ります。研究テーマは変わることなく継続し、これまで以上に、新たな価値を創造しつつ、サステイナブルな(持続可能な)地域社会の実現を目指します。
<研究分野>
動植物生態分野:生態学をベースに里地里山の動植物の生態を明らかにし、保全策を提案します。また、保全策を実施し、里地里山の再生・保全に貢献します。
環境教育分野:里地里山の動植物の生態や特徴を学ぶプログラムや教材を開発・実施し、その学習成果を評価します。これによって、次世代を担う人材の育成に貢献します。
エコツーリズム分野:里地里山の動植物や生態系サービスを題材としたコンテンツを作成し、エコツーリズムの推進に貢献します。
生態系サービス分野:里地里山の生態系サービス(供給、調整、文化、生息・生育地サービス)を再生・保全しつつ、活用するアイデアを考え、実施します。これによって、地域社会の持続的発展に貢献します。
関連リンク
教員紹介
教授
高橋 一秋
タカハシ カズアキ
所属
環境ツーリズム学部、地域経営学部