春原建設株式会社:春原文浩様と古畑勝成様のご協力のもと、10月30日に染屋浄水場と新神川橋で施工中の現場を見学しました。春原建設株式会社様は長野大学うえだ人材共創スクエアに参画され、最新の情報機器を導入し上田市内のさまざまなインフラ整備をこれまで数十年にわたり施工されています。これまでは施工前に"測量"という作業を行って正確にその場の地形や新たに建設する地物の位置座標を図面に記録し、それから建設していきました。一方で近年は点群(位置座標をもった点の集合体)計測と衛星測位を組み合わせた技術やSfM(複数の画像から3Dデータを作成)技術が急速に進展しており、施工までのスタイルが変わりつつあり、これまでよりも短時間かつ数mm~数cm誤差で位置座標の記録が可能になってきています。これら点群計測とSfMにより地物を容易に3Dモデル化でき、施工の手間や費用を大きく抑えることができます。さらにこれら3D点群データはAIとの親和性も高く、今後の技術進展が期待できます。

現場での集合写真

現場事務所での学習の様子


染屋浄水場の現場で春原様からご説明を受ける様子。傾斜33度のきわめて急勾配な斜面に管路を敷設するための掘削工事を見せて頂きました。この33度の傾斜は野沢温泉スキー場の上級者用「シュナイダーコース」と同じとのこと。ロッククライミング工法という非常に珍しい工法で、位置情報デバイス搭載のバックホウが掘削しながら下りてきます。運転席ではiPad上で掘削状況を把握しながら作業しています。無人化施工も可能とのご説明がありました。


情報デバイスを活用した施工のご説明を受ける様子。施工地はiPhoneを持った歩行計測により点群データを取得し、3Dモデル化されています。デバイスで施工地を覗くと、AR(拡張現実)技術で完成後の管路を確認することができています。




次に新神川橋の現場でご説明を受ける様子。今回の現場においてクロソイド曲線の設定や部分的な拡幅、道路傾斜などに3D情報技術がフル活用されていることを学びました。図面や3Dモデルを室内で学習した後に現場を拝見できたため、非常に理解が進みました。
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教員紹介
准教授
秋田 寛己
アキタ ヒロミ
所属
共創情報科学部