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【研究トピックス】AIで探るまちの暑さ

  • 共創情報科学部

近年、夏の暑さへの関心が高まっています。暑さには、気温だけでなく、日射、湿度、風、土地被覆、都市形態、地形など、さまざまな要因が関係しています。そのため、地域によって暑さの感じ方や、暑くなりやすい条件が異なることがあります。私は、地域ごとの暑さの特徴やしくみを、気象観測、AI、数値シミュレーションを組み合わせて明らかにする研究を行っています。

研究ではまず、気温、日射、湿度、風などの観測データをもとに、暑くなりやすい日の傾向をAI(機械学習)で調べます。AIは多くのデータから特徴を見つけることが得意ですが、それだけでは、なぜその特徴が現れるのかを十分に説明することはできません。そこで、数値気象シミュレーションを用いて、日射や湿度、風、土地被覆、都市形態、地形などが、気温や人が感じる暑さにどのように影響するのかを調べます。さらに、シミュレーションで示された現象が実際の大気でも起きているのかを、現地での詳しい気象観測によって確かめます。

この研究が進むと、「今日はなぜ暑かったのか」を、気象学的なしくみにもとづいて説明できるようになります。将来的には、上田市をはじめとする長野県内の盆地都市や、国内外の都市にも解析を広げ、それぞれの地域における暑さの特徴やしくみを明らかにしたいと考えています。そして、その成果を熱中症対策やまちづくり、学校や地域での防災・環境教育につなげていきたいです。

市街地で気温、日射、湿度、風などを観測し、 地域の暑さをデータから調べます。

数値気象シミュレーションによる気温分布の例。
地域によって気温の現れ方が異なることが分かります。

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教員紹介

准教授

浅野 裕樹

アサノ ユウキ

所属

共創情報科学部