
同社のイノベーションを考える上で(膝をつきあわせて懇談させて頂きました)
企業情報学部の森ゼミナールでは、「企業イノベーションプロジェクト」と題し、イノベーション論やマーケティング論、経営戦略論などの理論研究を基礎にして、食品、飲料、製菓、メーカー、ホテル、化粧品、サービス、アパレル、流通小売、銀行・金融、住宅などの地域企業の問題解決活動(コンセプトの策定や商品・サービスのデザインなどの価値創造活動)を推進しています。
森ゼミ第5チームは、水島紙店様(長野市)のイノベーション研究を推進しており、この度、同社にヒアリング調査を実施し、同社との協働がスタートしました。

終始真剣な中にも笑顔が

経営者の水島様には、これまでの展開と今後の展開を丁寧にお話しいただきました

新たな事業では、社会をどのようにデザインしていくのかを考えます
訪問日
2025年11月18日
訪問先
水島紙店 TARMINAL51°(長野市)
訪問先でご対応頂いた方
水島康明様 今井健治様
訪問したメンバー
森ゼミ生(清水美月 カレル泉スリスティ 室賀勇飛 天野恵梨 新村七瀬)
インタビュー調査の概要
1) 質問した内容
以下の事項について質問し、丁寧のご回答をいただきました。
・「ひと、まち、手提げ。そこに行き交うもの」という言葉にどのような思いが込められているかお聞かせください。
・「思いがつたわる その瞬間を 手提げ袋で演出したい それが私たちの思いです」や「デジタルの時代だからこそ紙に触れる感覚を大切にしたい」といった体験をご提供した上で、顧客や依頼主への思い(こう感じてほしいと思うこと)などありましたらお聞かせいただ
けますでしょうか。
・現在の売り上げは toB が主な割合を占めているのでしょうか。その際、手提屋様側から営業や発信といった能動的な働きかけをすることで顧客を確保されるのでしょうか。
・制作事例を拝見すると企業向けが多いようですが、個人向けの依頼もございますでしょうかまた、toC 向けの商品やサービスについては、現在どのようにお考えでしょうか。
・TARMINAL51°をどういった場所にしていきたいか
・手提屋様は、ご依頼者様(顧客)と一緒にお客様(最終消費者)への思いを形にするとホームページにありますが、“手提屋様ご自身”のご依頼者様やお客様への思い、ご依頼者 様にどうなってほしいか、その先のお客様にどう感じてほしいか等があればお聞かせください。
・「思いがつたわる その瞬間を 手提げ袋で演出したい それが私たちの思いです」や「デ ジタルの時代だからこそ紙に触れる感覚を大切にしたい」といった体験をご提供した上 で、顧客や依頼主への思い(こう感じてほしいと思うこと)などありましたらお聞かせ いただけますでしょうか。
・お客様の反応として、手提屋様が掲げている思いが伝わったと感じる事例があればお聞かせください。
・会話の中にはアイディアやひらめきに導くヒントがあるため、対話を大事にし、納得
のいくまで打ち合わせをしたいというお考えですが、顧客の思いや魅力を引き出すため に対話の中で大切にしていらっしゃる意識、大切にしていることを中心にお聞きかせく ださい。
2)ヒアリングを通して感じたこと
水島様としては、これまでおこなってきた事業の手提屋からTERMINAL51°に事業を転換していきたいとのことだった。一方で、TARMINAL51°には手提屋で培ってきた、紙袋に活かされた技術、それらを作る際に培われた傾聴力・雑談力・提案力を十分に生かしていくことが重要のように感じた。
傾聴力・雑談力・提案力は自身が強みという認識をされていたこともあり、TARMINAL51°内では、今後、それらを活かした積極的な顧客同士の関わりを作ることも併せて求められるように感じた。
水島紙店という紙の商社から、社会の課題を捉え、自社の資源を活かし、紙や紙袋の価値を再定義し、それら活動の中で築きあげてきたものを活かすという視点に立ち、今後の検討を深めていきたい。
3)ヒアリングを通した今後の方針について
・TARMINAL51°の戦略について検討を進める。
・TARMINAL51°の思い、将来像、顧客、何を提供していくのかを整理
(第5チームまとめより)
森ゼミ生は、このヒアリングをもとにさらに検討を重ね、事業を展開するコンセプトを策定し、コンセプトを踏まえた商品・サービスなどを具体的に検討していきたいと考えています。

ここでうかがったものを踏まえて今後のイノベーションの展開を考えていきます
関連リンク
教員紹介
教授 / 学部長
森 俊也
モリ シュンヤ
所属
企業情報学部、地域経営学部