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英語Ⅰの授業(北村准教授担当クラス)ゲストスピーカー伊藤史麻さんに講演いただきました

  • 企業情報学部

6月23日の英語Ⅰの授業(北村准教授担当クラス)では、昨年に続きオーストラリア在住の伊藤史麻さんをゲストスピーカーにお迎えし「海外経験で得た、本当の意味での異文化理解」をテーマにご講演いただきました。

伊藤さんは歯科衛生士の資格取得後、大手銀行の健康管理室で社会人キャリアをスタートさせ、その後ワーキングホリデービザで渡豪し帰国後は医療的知識の他、語学力や異文化間コミュニケ―ション力を活かし、アメリカ外資大手消費財メーカー企業の広報・マーケティング部で活躍されました。東日本大震災をきっかけにご主人の出身国であるオーストラリアへ移住し、子育てをしながら現地日系大手ゲーム会社の経営企画室で勤務し異文化の中で様々な経験をされてきました。

前回は、伊藤さんご自身の豊富な体験をもとに「異文化体験」や視点を変えることの重要性、グローバルな視野を持つことの意義についてお話しいただきましたが、今回はさらに踏み込み「異文化と自分を知ること」との関係性について語っていただきました。

学生の感想

異文化理解とは何なのかに対する伊藤さんのアンサーがすごく心に残った。異文化理解には、自分の国以外の文化を理解することでむやみに他人を批判したり自分の価値観を押し付けないようにする役割があると思っていたが、それだけではなく他国が比較対象になることで今の自分を知ることが出来るということは新たな視点だった。

様々な意見や考え方の尊重ができることで私自身の考え方も柔軟になり、私はこうしたい、私はこうなりたいといった自分の将来への展望が見えてくると思うので、様々な人との関わりは大切だと感じました。

異文化と聞いて持つ印象が変わった。ずれを通し、自分を理解することで自分らしさを見つけていくことが異文化理解であることにすごく納得できた。オーストラリアでの生活のいいところ、比較して日本のほうが良いところも知れてよかった。

今の時代、多様性を訴えることが多いがその価値観というものがそもそも違うことも多いのだと感じた。日本人・個人としての当たり前とほかの人との差を知ることを通して自分をしる事が自分を知るということなのだと知った。ただの違いとして流すのではなく疑問をもちそのまま受け止める、異文化理解とは難しくもあるが大切なことであると知った。

今後も海外とつないだオンライン授業やさまざまなバックグラウンドを持つ方々のお話を聞く機会を設け、授業のさらなる充実を図ってまいります。

教員紹介

准教授

北村 優子

キタムラ ユウコ

所属

企業情報学部、地域経営学部