望月ゼミナールでは、地域協働によって歴史的建造物を3DCG復元する各プロジェクトを進めています。その一つとして、2024年度から現在の小諸市内の位置にかつて存在した江戸期の御影陣屋を対象としています。この活動では、歴史資料や測量情報に基づいた建造物の3DCG復元と、Virtual Reality(VR)を使った鑑賞システムの開発に取り組んでいます。
御影陣屋は、江戸期に佐久小県地方の八十七ヶ村を治めるために使われていた歴史的にも重要な建造物です。現在、この建造物が存在していた場所は長野県史跡となっています。
復元中の3DCGと開発中のVRシステムについて、これまでにご協力いただいている市民団体御影用水・陣屋応援隊の木曽様、小諸市役所の髙橋様、長野県佐久地域振興局の山岸様に報告をし、今後に向けた意見交換をしました。
また、御影陣屋跡の地形の3次元測量で全面的なご支援をいただいている有限会社三栄測地の間嶋様、山口様とも3DCG復元に関わる意見交換や今後の測量についての意見交換をしました。
今後も引き続き、御影陣屋の復元精度をさらに高め、地域内外の方々にさらにわかりやすく興味をもっていただける最新の歴史資料にすることを目指していきます。
天領の里・御影用水史料館内での意見交換の様子
開発中のVRシステムを体験していただいている様子
有限会社三栄測地様との意見交換の様子
教員紹介
准教授
望月 宏祐
モチヅキ コウスケ
所属
企業情報学部