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森ゼミ生が本郷鶏肉様と共同商品開発に向けて試作づくりを進めています【考案商品:とりポップ】

  • 企業情報学部

試作づくりを終えて

まずは中間発表、ミーティングでコメントいただいたものについてさらに検討してきたものを本郷鶏肉様に報告します。

それを受けて本郷鶏肉様より丁寧なコメントを頂戴します。左から山﨑会長、平野社長、商品開発の責任者の高木マネジャー

工場を見学させていただいた後に試作づくり

分量を流れを大切にしながら試作づくりです

企業情報学部の森ゼミナールでは、「企業イノベーションプロジェクト」と題して、スタートアッププロジェクト、理論研究、実践研究をもとに、地域企業を中心とした成熟企業の問題解決活動(コンセプトおよび商品・サービスの開発)に取り組んでいます。

2024年度は、プロジェクトのスタートアッププロジェクトとして、本郷鶏肉様(長野県松本市)と協働し、同社の今後の方向性の検討や新商品の企画・開発を中心としたプロジェクトを進めることになりました。4月に2024年度の森ゼミが始動し、ゼミを6つのグループに編成し、この問題解決活動がはじまりました。

同社は、独自な調理技術・製造技術・調味料開発技術をもとに、松本市・塩尻市のソウルフードの山賊焼を中核の商品とし、ミートデリカ商品、中華、チルド、地活のさまざまな商品を展開されています。ここまで森ゼミ生は、企業様との懇談会、企業様への中間発表会、企業様との商品開発などにかかるミーティングを実施してきました。

このミーティングにおける同社よりいただいたフィードバックをもとに、チームごとに商品案を再検討し、この度、共同での商品開発に向けて森ゼミ第6班も試作づくりを進めることになりました。第6班が考案したものは、パクパクと口にできる「とりポップ」という商品です

訪問日

2024年11月21日

訪問先

有限会社 本郷鶏肉(松本市)

訪問先で対応いただいた方

取締役会長 山﨑様、代表取締役社長 平野様、商品開発責任者 高木様

訪問したメンバー

森ゼミ生(齋藤 あかり、杉林 涼太朗、太田 唯斗、中島 遥)

提案報告の概要

1)ターゲットである妊婦さんに刺さるように、見た目や内容を強化する
・グルテンフリーや、栄養素を大きく押し出す(主成分を表面に表示)
・マタニティーフード認定をもらい、安心して手に取ってもらえるようにする
・妊婦さんに不足しがちな栄養素(鉄分・葉酸・カルシウムなど)に着目し、「妊婦さんへの栄養補助シリーズ」として展開していく

2)保存方法
・冷凍

3)使用する野菜の再検討(地域に寄り添う)
・長野県で有名な野菜を使う
・現在、本郷鶏肉様が育てている&使い切れず冷凍保存している野菜を活用する

4)価値の強化
・女性消費者が新商品を手に取る割合は約30%であるため、しっかりとした核を売り出していく必要がある
・ありたい姿で掲げている「慣れない生活を送る人に変わらない安心感を」から、「安心感」「安全性」を大事にしていきたい

5)材料の原価と販売価格
・原価は3種×4個の合計12個で約425円となり、600円での販売が妥当だと考えていたが、内容量を変更して3種×3個の合計9個とし、500円での販売を考えている

試作をしながら今後の課題が見えてきます

いよいよ完成です

試作を終えて実食です

同社と共同で試作づくりを行い、森ゼミ生の感想と今後の展望は、以下の通りです。

所感と今後の展開・展望

・試作したところ、生地が固くなり、ひび割れが生じたり、肉団子を包みにくいという問題が発生したため、生地に使用する粉の見直しやオリーブオイルの使用量を再検討する。
・「妊婦さんへの栄養補助シリーズ」として展開する際には、売れ残りや偏りを避けるため、初めから複数の種類を提供するのではなく、一種類ずつ消費者の反応を見ながら慎重に進めていきたい。そのため、シリーズの最初にどの栄養素を選ぶかについて、班内で十分に検討する。
【以上、森ゼミスタートアップ6班のまとめより】

森ゼミ6班では、この試作づくりを終えてから、リーダーの斎藤さんを中心として試作づくりを重ねています。この試作づくりをもとに、商品のブラッシュアップを進め、商品の中身、コンセプト、販売予測・市場性予測、マーケティングの展開などについてさらに検討し、同社と共同による商品開発を進めていきたいと考えています。

試作づくりを終えて、さらに商品をこのようにしようという点が見えてきました

試作を終えてさらに試作を重ねます

今後商品化に向けてさらに森ゼミ生は検討を重ねていきます。本郷鶏肉様、有難うございました。また、引き続き、よろしくお願いします

関連リンク

教員紹介

教授 / 学部長

森 俊也

モリ シュンヤ

所属

企業情報学部