12月17日の英語Ⅲの授業(北村准教授担当クラス)では、日本国内外で勤務経験がある伊藤史麻さんをゲストスピーカーにお招きし、「グローバルな視点で価値観をアップグレードする、とは」をテーマにお話しをお聞きしました。
伊藤さんは歯科衛生士の資格取得後、大手銀行の健康管理室で社会人キャリアをスタートさせ、その後ワーキングホリデービザで渡豪し帰国後は医療的知識の他、語学力や異文化間コミュニケ―ション能力を活かし、アメリカ外資大手消費財メーカー企業の広報・マーケティング部で活躍されました。東日本大震災をきっかけにご主人の出身国であるオーストラリアへ移住し、子育てをしながら現地日系大手ゲーム会社の経営企画室で勤務し異文化の中で様々な経験をされてきました。
講義の中では、海外体験で得られた本当の意味での「異文化体験」として、視点を変えることやグローバルな視点を持つことの意味について体験談を交えながらご講演いただきました。
学生からは、
・異文化理解において大切な視点を学ぶことができた。
・異文化を本当に理解するためには、知識を詰め込むだけでなく実際に現地に行って現地の方々とコミュニケーションをとることが必要だと感じた。
・無意識のうちに「自分の常識」を基準として物事を捉えていることが多いけれど、異なる文化や価値観に触れることでその「当たり前」を見直すきっかけが得られるということが印象的だった。
・異文化と触れ合うことは、はじめは怖いし大変だと思うけどそれにも対応していったということを話されていて、何事もやってみないとわからないということだと理解した。どのようなこともまず一歩踏み出すことが大切だということを覚えていたい。
・日本の文化に対して、疑問に思ったり自分に合っているか再度見つめなおしたりする場面が自分にはあまりなかったので考えてみようと思った。
などのコメントがありました。今後も海外と繋いだオンライン授業や様々な経験をもった方々からお話しをお聞きする機会を設け、授業に厚みをもたせていきたいと思います。
教員紹介
准教授
北村 優子
キタムラ ユウコ
所属
企業情報学部