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望月ゼミ 小諸市御影陣屋を3DCG復元するための3D測量を行いました

  • 企業情報学部

望月宏祐ゼミナールでは、地域協働で歴史的建造物を3DCG復元するプロジェクトを進めています。その一つとして、小諸市内にかつて存在していた江戸期の御影陣屋も3DCG復元の対象として活動しています。

御影陣屋は、江戸期に幕府直轄領として代官が駐在し、佐久小県地方の八十七ヶ村を治めるために使われていた歴史的にも重要な建造物です。現在、この建造物が存在していた場所は広場(長野県史跡)となっています。

御影陣屋を3DCG復元するためには、御影陣屋周辺の地形情報が必要になります。今回、望月ゼミの学生たちは現在の御影陣屋跡の周辺一帯を3D測量しました。この際に、有限会社三栄測地様にご協力をいただき、実際の測量業務に用いる3Dスキャナー(NavVis VLX)をお借りしました。この3Dスキャナーにはカメラとレーザー機能が搭載され、背負いながら歩いた場所の周囲を高精度に3Dデータ化することができます。

測量には、市民団体御影用水・陣屋応援隊の木曽茂様にも立ち会っていただき、10月21日に測量のリハーサル、11月22日に本番の測量を実施しました

学生たちは初めて見る3Dスキャナーに緊張しながらも、三栄測地の間嶋義明様、山口晃太郎様からご丁寧なご指導をいただき、順調に御影陣屋一帯を測量しました。

今回の測量情報は、御影陣屋の3DCG復元に活用し、現在開発中のVR等のXR(クロスリアリティ)技術を用いた鑑賞システムにも実装する予定です。今後、御影陣屋について地域内外の方々にわかりやすく、興味をもっていただける最新の歴史資料にすることを目指していきます。

測量のリハーサル時に3Dスキャナーの操作説明を受ける学生たち(尾形さん、髙橋さん、東方さん)

測量ルートの確認と打ち合わせをしている様子

御影陣屋跡周辺を測量する学生

測量にご協力いただいた皆様と学生たち(左から山口様、間嶋様、高坂さん、清水さん、北澤さん、木曽様)

教員紹介

准教授

望月 宏祐

モチヅキ コウスケ

所属

企業情報学部