長野大学ビジョン
長野大学は、2017年（平成29年）4月、公立大学としての新たな目標を定めるため、地域の未来を構想し、創造する「高度創造・デザイン社会」の創出を目標に掲げた「長野大学ビジョン」を策定しました。
この大学ビジョンのもと、古代から現代までの深い歴史と進取の気性をもち、世界ともつながってきた信州上田の地で、豊かな自然環境と多様な人々の資源を生かした、世界につながる教育・研究を創造・デザインし、実践力をもつ若い力が躍動する地域の「知の拠点」を創ります。
未来を創造・デザインする地域人材の育成
長野大学は、豊かな自然環境の信州上田の深い歴史と進取の気性をもつ多様な人びとに学び、高き教養と人格を備え、社会でリーダーシップを発揮できる高いレベルの専門性と社会的な課題解決能力、実践力と応用力をもつ人材の育成をめざしています。
そのために、大学ビジョンにもとづき、教職員の多様で豊かな教育力と地域社会をフィールドとする地域の人びととの協働による教育を展開します。
グランドデザイン
- 恵まれた地域の自然・歴史・文化に学び、新たな文化・芸術・産業や社会システムを構想し創造する活力と創造性ある地域人・国際人を育成する。
- 広い教養教育と深い専門教育によって「豊かな人間性」「高い専門性」「国際的視座」をもち、実践力を身につけた地域および国際社会の未来を構想し創造する活力と創造性ある人材を地域協働型教育により育成する。
アクションプラン
- 地域社会に貢献できる人材育成の拠点構築とそれに基づく教育の実践
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地域の未来を創造できる人材の育成 ー 「地域人材の循環システム」の構築 ー
- 地域社会・産業界から求められる人材教育の実践
- 「地域を担う若者」の受け入れ一地域で活躍する人材を育成し地域の企業・組織に輩出する仕組みを構築
長期的展望に立ち地域から世界につながる多様な独創的研究を推進
長野大学は、地域から地球規模に至る多様な独創的研究と、地域の課題を素材とした研究を展開し、その成果を教育と地域活動と地域ならびに世界の平和のために活かします。
グランドデザイン
- 地域を主題とした世界につながる総合的な研究を展開する
- 教員の自由な発想に基づく長期的視野に立った研究の推進と蓄積により、世界水準の研究をめざす
- 研究基盤を確立し、研究水準の向上を図る
アクションプラン
- 地域を主題とする研究の深化と教育・地域活動への活用
- 多様な研究の蓄積による研究水準の向上
- 研究環境の整備と研究支援体制の強化
- コンプライアンスの徹底
- 知的財産の重視
学生の若い力が躍動し、市民の力と融合する活気ある地域づくりと、バリアフリーの共生社会を実現
長野大学は、その研究成果と学生の若い力を活かし率先して地域が抱える課題に取り組み、子どもからお年寄りまで元気で暮らす安全・安心な社会と人づくりに、積極的に参画していきます。
グランドデザイン
- 自立・自律した地域社会を形成するための地域自治の在り方を、地域と共に考え実践し、子どもからお年寄りまで元気に暮らすことができる社会と人づくりを提案し、障害者、社会的弱者、移住者などさまざまな人々が共生する社会の実現に参画します
- 大学がもつ資源を活かし地域と協働することにより、雇用創出や若者定着など地域が抱える課題解決に率先して取り組み地域の「シンクタンク」としての役割を果たす
- 市民のリカレント教育や生涯学習を積極的に支援し地域の教育力の向上に貢献する
アクションプラン
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大学の教育と研究を活かした地域づくりの拠点として「地域づくり総合センター」を設置し「地域課題の解決システム」を構築する
- 地域づくり総合センターの設置
- 産業の振興と人材育成の推進
- 自治体等の政策や課題に関する解決策の提言
- 社会人や高校生等を対象とした地域人材育成プログラムの構築と地域教育力向上への貢献
世界の多様な文化・思想を理解・尊重し合い、地域と世界をつなぐ教育・研究の展開と地域産業のグローバル化に応える国際交流の推進
長野大学は、グローバル社会で活躍できる人材を育成し、地域社会の国際化に貢献します。
グランドデザイン
- グローバル化社会に求められる人材育成と、地域社会と地域産業の国際化に寄与する
アクションプラン
- 国際教養教育の強化に向けた語学教育、異文化理解・国際理解教育の充実
- 世界をめざす特色ある教育研究分野をもち、地域社会と地域産業の国際化に寄与する海外の大学・研究機関の調査と新たな学術交流協定の締結
- 学生の海外研修・留学を推進するとともに、留学生に対する支援体制の充実
- 海外の人材ニーズを把握し、世界で活躍する活気ある若者を地域企業・組織に輩出するシステムの構築
教職員・学生・上田地域の人々と行政が一丸となった自立・進取の活力あふれる持続可能な大学づくり
グローバル化、少子高齢化、産業の成熟化など社会の急激な変化の中で公立大学は地域の課題に応えていく責務を負っています。そのために、教職員・学生及び設置主体である上田市が大学ビジョンの達成に向けて社会の変化に柔軟に対応する自立・進取の大学運営を推進します。
グランドデザイン
- 公立大学の使命を果たすためのガバナンス強化などにより、大学運営体制を確立する
- 経営基盤の強化により、安定した活力あふれる持続可能な弾力的大学運営を行う
- 時代や社会の未来を見据えた新たな学部や研究所・大学院の設置等により、先進的教育研究機関をめざして取り組む
- 大学の価値・魅力・社会的評価（ブランド力）の向上をめざして、戦略的な広報活動を展開する
アクションプラン
- 公立大学としての大学運営体制の確立
- 経営基盤の強化による安定した大学運営の実施
- 時代や社会の未来を見据えた教育研究組織の見直し
- 活力ある「知の拠点」にふさわしい大学環境の実現
- UI（ユニバーシティ・アイデンティティ）戦略の展開
行動規範
公立大学法人長野大学は、上田市を設立団体とする公立大学法人であること から、法人が設置する長野大学の運営にあたっては、高い公益性を保持しつ つ、社会的説明責任を果たす必要があります。そのため、役員及び教職員それ ぞれが高潔な価値観、倫理観を保持し、誠実かつ公正に教育・研究、地域貢献 等の事業活動を展開していくことが必要です。 ここに、長野大学ビジョンのもと「公立大学法人長野大学役員・教職員行動 規範」を定め、私たちは不断の実践に努めるものといたします。