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学長コラムNo.15
オープンキャンパス

本学では今年も盛大にオープンキャンパスが行われた。毎年7月と8月の2回行う。対象学部を二つに分けそれぞれ1日ずつ2日間にわたって行う。来年からは、新しく開設する共創情報科学部及び地域経営学部と既存の社会福祉学部の三学部体制になるので、高校生やご家族の皆様にもよく知っていただくために、広報入試担当の職員を中心に教職員が大勢参加してオープンキャンパスを実施した。

学部長、入試担当教員による学部、学部入試説明からスタートし、学部の内容を示すパネル展示、本学教員による模擬授業、学生生活個別相談、キャンパスツアー、キャンパスライフ紹介コーナー、そして保護者向けの学長、副学長講話など多彩なプログラムが用意されている。私も学長講話では、毎年新1年生全員を対象に行っている「学長特別講義」の内容を保護者の皆さんに紹介した。テーマは、自分の価値を高めること、大学で学ぶべきことは何かである。休息場所では、本学に関する動画配信も行った。

参加者は、保護者、生徒の合計が2,281名(内生徒は1,175名で昨年に比べ約1.25倍)であった。各学部ともバランス良く参加生徒が増えていた。それに加え、理工系の新学部、既存学部の統合学部に、高校生の関心が高かったものと思われる。理工系新学部である共創情報科学部では、女性の参加が予想より多くややホッとしている。共創情報科学部は、情報科学に関する専門科目を履修した後、知能コース、デザインコース、環境コースに別れそれぞれに軸足を置きつつ三つのコースの学生が共創して課題解決を学ぶことを特徴としている。その中の特にデザインコースに関して女生徒の関心が高かったようだ。

一方、本学のオープンキャンパスでは、本学学生の貢献が素晴らしい。私が本学に着任し初めて見て驚いたのが、オープンキャンパスでの学生の働きである。おそろいのユニフォームを着て明るく元気に動き回っている。彼らの役割は、受付での高校生への対応、各要所での案内のための声かけ、キャンパスツアーの先導役等、教職員だけでは手が回らないところを実にうまくカバーしている。約50名の学生が自ら手を上げ参加している。1年生から4年生まで参加していて、うまく役割分担ができている。どうもこれは本学の文化として定着しているようだ。本番に備えて何度も訓練をしているのでそつがない。受付では、高校生一人ひとりに対応し、素早くどこへ行けばよいか、案内している。従って、大勢が来ても並んで待つようなことはさせないようになっている。この活躍の様子を見た高校生が私もこうなりたいと入学してくるケースが少なからずあると聞いている。

本学の学生は、オープンキャンパスに限らず、各種ボランティア活動に積極的に参加し、主体的な学びを実行している。これらの経験は将来きっと役立つものと思う。

学部・入試説明の様子(広報入試担当提供)
オープンキャンパス学生スタッフ(広報入試担当提供)