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学長コラムNo.1 本学学生が本格的手打ち蕎麦を披露

先日、環境ツーリズム学部1年生 丸山朝陽君が本格的手打ち蕎麦を披露してくれた。きっかけは、新入生を対象とした学長特別講義後のレポートの中で、「自分は高校時代に部活動で蕎麦打ちをしてきました。今後もその活動を続けたいですし、是非自分の蕎麦を学長さんに食べてほしいです!」と書いていた。本人はずいぶんこのことが気になっていて、突然学長室にやってきた。そしてぜひ実現したいとのことで、その場で日時を決めた。受け答えがテキパキとしていて、実に感じの良い好青年であった。

毎日必ず蕎麦打ちをしていることのことで、蕎麦打ちには大変自信がある様子であった。蕎麦で有名な戸隠にある高校に通っていたとのこと。父親に勧められ始めたが、どちらかというと、あまり興味はなかった。しかし、蕎麦打ちを重ねていくとその奥深さに気づかされ、ハマってしまったそうだ。

大学でどのように蕎麦を披露してくれるのか、とても楽しみにしていた。もちろん私も蕎麦が大好きである。蕎麦は朝自宅で仕込んできて、丁寧に包装されていた。学長室の近くにある給湯室には、ガスコンロがあったので、そこでそばをゆでるとのことである。薬味のネギを細かく刻み、大根のすりおろしも自分でやった。蕎麦のゆで時間を厳密に管理し、氷水で素早く締めた。実に手際が良く見ていて気持ちが良かった。

さあいただくことになった。職員の皆さんにも声をかけ集まってもらった。理事長にも来ていただいた。素晴らしい出来である。蕎麦の香り、味がしっかりしていて、コシは申し分なかった。上田にもおいしい蕎麦屋さんがたくさんあるが、どこにも引けを取らない一級品である。むしろトップクラスである。どうしてこんなに素晴らしい蕎麦が打てるのか、いろいろ質問をした。的確な答えを聞きながら、本当に蕎麦打ちが好きなのだなということが良く分かった。ほかの職員に声をかけ、二日後にもう一度蕎麦を披露してもらった。

まだまだ奥が深いので、これからもずっと蕎麦打ちを続けるそうだ。こんなに身近に蕎麦打ち名人がいるとは本当に驚きである。また、イベントを企画し、蕎麦を披露してもらえればと願うばかりである。