長野大学会場でオープンデータデイを開催
オープンデータデイ2019 in 上田
世界各地で開催される International Open Data Day2019 にちなみ、去る3月2日(土)、「オープンデータデイ 2019 in 上田」を開催しました。上田市を会場にオープンデータを開催するのは今回で5年目になります。毎回、長野大学が関わり、開催してきました。今回は市民の方々、上田市職員、長野大学前川ゼミ学生が参加し、世代間交流をしながら、ワークショップでは地域の課題解決のためのオープンデータ作成体験、地域課題に対する意見交換を行いました。
当日のプログラム
《オープンデータデイ2019 in 上田》アーバンデータチャレンジ2018 長野ブロックイベント
長野県域でそれぞれの地域を発信しあう「信州デジタルコモンズ」
■趣旨:地域の知識・資源をオープンデータにしてみんなで活用を図る取り組みをします。
■日時:2019年3月2日(土)10:00~16:00
■会場:長野大学9号館3階301・302会議室
■主催:長野大学 ■後援:上田市
■共催:eメディア研究会、アーバンデータチャレンジ2018長野ブロック
■プログラム:
10:00~10:30 ミニ講座1 オープンデータを地域の課題解決に活かす
10:30~11:00 ミニ講座2 統計データから地域の課題を探る
11:00~12:00 課題別のグループに分かれてワークショップを始める
(12:00~13:00 休憩)
13:00~15:30 グループごとにワークショップ
15:30~16:00 各グループの成果報告
ワークショップの報告
オープンデータは主に行政が保有するデータを公開することにより、その利用拡大が期待されているものです。ワークショップでは、「市民目線」「学生目線」でオープンデータに関する取り組みを行いました。グループAでは、「信州デジタルコモンズ・参加型アーカイブ」に地域のデータをスマホやタブレットなどから地域データの投稿を行いました。最初は不慣れでも一度やり方を経験してみることにより、自分の力でも投稿ができるようになります。投稿したデータはオープンデータとして公開しました。
★信州デジタルコモンズ・参加型アーカイブ
グループBでは、上田市の統計データを対象に、参加者それぞれが知りたい情報を探り、その活用などを考えました。関心の対象の一つは自治会の人口やその推移について。現時点では年度ごとに統計データが分散しているため、それらをデータベースで一元管理して推移が確認できるようにデータを編纂することの必要性を確認しました。また地域によってさまざまな地元情報が共有されていないことも話題になり、改めてデータ共有の必要性を再認識する機会となりました。
学生が開発したツール「Excel→CSV直行便」により上田市統計データはその多くがCSVに変換済です。今後の統計データ活用に向けて大きく状況が前進していきそうです。
★統計オープンデータへのいざない
★神エクセルの権化「統計データ」を一括オープンデータに自動変換するツールExcel→CSV直行便 概要資料
★神エクセル解決アプ「Excel→CSV直行便」詳細説明資料
当日の資料
説明資料
当日の様子
ミニ講義をする前川道博教授
ミニ講義の様子
前川ゼミの山岸勇太君が「地ビールマップ」づくりを紹介
前川ゼミの小宮山隼人君が「立科町マップ」づくりを紹介
グループA:タブレットで投稿、学生がサポート
グループA:参加型アーカイブへの投稿にチャレンジ
グループB:上田市の統計データの課題を意見交換
グループB:参加者が編集した統計データを皆で見合う
最後に参加者で記念撮影