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【中国語教育】社会福祉学部の学生が北京に留学しています!

  • 環境ツーリズム学部

松浦沙来さん(社会福祉学部3年)が交換留学生として北京聯合大学に留学しています。留学期間は半年です。北京聯合大学は本学の協定校の一つで、これまで教員や学生間の交流が盛んに行われてきました。

北京聯合大学には世界中から様々な学生が留学しているため、中国語だけでなく、異文化交流も充実させることができます。そのため、中国語力だけでなく、英語力・複眼的な思考力や発想力など、様々な分野に関する能力の向上が期待でき、帰国後の専門分野の学びや研究にも大きく生かすことができます。

松浦さんは昨年度にHSK4級(中国語の検定試験)に合格し、更に本学の海外留学奨励金を取得することができたため、高い学習意欲を持って留学をスタートすることができました。

また、本学の中国語の教員が定期的に松浦さんへ連絡し、テレビ電話なども行い、現地で安心した留学生活が行えるよう、継続的にサポートしています。

先日、松浦さんから現地での感想や気づきをまとめた文書をいただきました。以下1から8まであり、やや長文となりますが、最後には写真もありますので、ぜひご覧ください。

1.留学のきっかけについて

大学に入るまで中国との関りは全くありませんでした。言語の授業でたまたま抽選に外れて中国語を勉強することになりました。勉強するうちに中国語は、日本語と同じ漢字を使う言語なので、とても身近な言語で面白いなと感じるようになりました。
更に、大学生活にも慣れてきて、将来について考えているときに、この大学の交換留学制度を知り、留学を決めました。社会に出ると大学生のように時間はないだろうし、自分の全く知らない環境に身を置く体験をしてみたいと思いました。正直、日本では中国に関するニュースはネガティブなものもありますが、それだからこそ、実際に現地へ行って自分の目で確かめてみたいなという思いも留学を決心した一つの理由です。

2.中国語について

留学前の中国語のレベルは日常会話もあまり自信がなく、不安がありましたが、今では店の人や中国人の友達と楽しく会話ができるようになりました。
留学に行く前に空港でアルバイトをした経験があり、そこでは中国語や英語を話す機会が多くあり、その際は、会話で困ったことがありませんでした。なぜなら聞かれることや答えることがほぼ固定されているので、機械的に話せば解決できていたからです。しかし、留学に来て、すこし余裕が出てきた今、改めて感じることが、日常会話の難しさです。授業中や買い物では特に大きな問題はないのですが、母国語と違って、思ったことを正確にすぐ口に出すということが難しいなと感じます。自分自身が知っている単語や表現に限りがあり、会話が短文になってしまうことがあります。でも、その経験をすることで自身のモチベーションに繋がっていると感じています。

3.留学に関する情報について

中国留学についての情報は、欧米諸国の留学ほど情報がなく、準備の段階から不安がありましたが、留学先の先生方や現地に留学している日本人と連絡を取り合い、情報収集をしました。北京へ到着した後も、とにかく周りの助けが手厚く、二ヵ月間の生活で困ったことがないです。

4.現地での生活について

中国に来て一番苦しいことは毎朝8時から授業があることです。中国の大学では普通のことらしく、慣れるまで早起きに苦しみました。正直今でも慣れていません(笑)。
普段の昼食と夕食は食堂で食べます。食堂では、お米とおかずで160円ぐらいです。
この食堂の値段でお気づきかも知れませんが、中国は食べ物がとても安いです。特に果物が安すぎです。例えば、スイカは一玉で400円。イチゴは1キロで450円です。毎日食べるのが日課になっています。
他には飲み物がとても充実しています。日本にもあるらしいのですが、蜜雪冰城という店では高くても130円ほどでタピオカやフルーツ系の飲み物が飲めます。寮の横にあるので毎日通ってます。また、Luckkincoffee やchageeなど日本に進出していない店も多くありますが、どれも日本より、はるかに安いし、おいしいです。
食堂以外のご飯では、デリバリーで食べることが多いです。寮の敷地内にデリバリー専用ロッカーがあって、そこに届く仕組みです。配達料は高くても50円ぐらいで40分以内には届きます。とても便利で、ほとんどの学生が利用しています。

5.環境について

空気が汚いというイメージがあると思いますが、そうでもないです。上田市に比べると汚いかもしれませんが、今のところ健康被害はないです。渡航前に、かなりの量のマスクを準備してきましたが、三日目ぐらいから全くつけていません。
街のきれいさについては日本と変わらないなと感じます。また、大体100メートル間隔でゴミ箱が設置されているので、とても便利です。

6.買い物や交通費について

中国ではスマホ一つあれば生活できます。アリペイというアプリだけでご飯も電車もすべて済みます。現金を使ったのは二ヵ月のうちに一回だけです。
交通費もとても安いです。バスはどこまで乗っても20円で、電車も片道100円もかかりません。特にタクシーは日本に比べてとても安いです。一キロ当たり40円ぐらいで、アプリで予約するのでぼったくりもないです。ひとつ日本と違うことは、地下鉄に乗る前に荷物検査があることです。切符を買わずにスマホのQRコードをかざすだけでいいので、日本より便利だと思います。

7.観光やグルメについて

最近は日本のゴールデンウイークのような期間になったので、国内旅行に行ってきました。学校で知り合った中国人学生の実家に行き、観光地巡りをしました。日本の新幹線のような電車に乗っていきました。新幹線の座席より座り心地が良くて感動しました(笑)。
中国はとにかく広いので、ほかの地域に行くとなると多少時間がかかりますが、長野県に住んでいると長時間の移動には慣れるので、苦になりませんでした。
北京には公園や博物館がとても多いです。世界的に有名な建物も多く、週末はどこも人が多いです。最近は大学の近くに「はま寿司」ができ、早速行きましたが、100組待ちで諦めました。「スシロー」、「はま寿司」、「すき家」、「吉野家」、「牛角」など日本のお店を目にすることも多くあります。

8.全体的な感想

二ヵ月間の感想ですが、中国は想像以上に生活しやすいです。日本人的な差別も全く受けたことはありません。中国人曰く日本人と中国人の見分けはつかないらしいです。なので、海外にいながら凄く気楽に感じます。日本から来たというと、とても歓迎してくれます。

中国人の学生に地元の観光地を案内してもらいました!

中国人以外の留学生とも深く交流でき、とても刺激的で楽しいです!

本場の中華料理を満喫しています!

北京だけでも数えきれないほどの観光名所があり、世界遺産も多いです!私の世界観が本当に大きく大きく広がります!!

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環境ツーリズム学部