このたび台湾で住民主体のまちづくりを推進する社区大学全国促進会が主催する「まちづくり連続ワークショップ」が台北(台湾)にて開催され、環境ツーリズム学部・松下重雄教授がコメンテーターとして参加し、台湾のまちづくり団体、行政プランナー、まちづくり研究者等との交流を深めました。
社区大学は台湾全土に広がるコミュニティ単位の学びの拠点です。今回のワークショップでは、「流域学校」をテーマに、水辺環境を中心とした地域の身近な環境改善に取り組む約20の団体や関係者が集まり、お互いの経験交流やネットワーク形成に関する活発な意見交換がおこなわれました。また、まちづくりワークショップに先立ち、日本のまちづくり実践家・研究者および台湾のまちづくりプランナー・実務家による公開フォーラムも開催されました。
この一連のまちづくりワークショップは、本企画の総合アドバイザーである渡辺豊博さん(NPO法人グラウンドワーク三島専務理事、前都留文科大学教授)を中心に実施されたもので、総合ファシリテーターは全国促進会の楊志彬さんが務めました。また台湾関係者として、江欣樺さん(東京大学未来ビジョン研究センター研究員)、黄淑芬さん(台湾・銘傳大学准教授)の参加をはじめ、台湾の住民主体のまちづくり(「社区総体営造」)に関するオピニオンリーダーである陳亮全さん(前国立台湾大学教授)も駆けつけての参加となり、台日のまちづくり研究者相互の交流機会にもなりました。
松下教授においては、今後は今回参加した台湾の地域現場で活動するNPOとともに、台湾の住民主体のまちづくりの推進方策について、実践的な研究活動を展開していく予定です。
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