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松下ゼミが稲倉の棚田で田植え体験

  • 環境ツーリズム学部
【2024.6.5】
 環境ツーリズム学部の松下ゼミ(課題探求ゼミ)では、このたび上田市殿城地区の「稲倉の棚田」で田植え体験を行いました。田植えには2・3年生のゼミ生も参加し、稲倉の「棚田保全委員会」の方々のご指導のもと手植えで行いました。

 松下ゼミは棚田オーナーとして、稲倉の棚田の保全活動を応援しています。この田植えは、「持続可能な生き方/暮らしをデザインしよう」とするゼミのテーマにもとづき実施されました。田植え体験を通じて、環境と地域社会とのつながりをより強く意識することを目指したものです。

 田植えを初めて体験した1年生の杉本優太さんからは、「小さい棚田の中に多くの生き物が共存していて、棚田は自然にとって大きい存在だと感じた。棚田にはお米を作るという役割だけではなく、様々な分野と密接に繋がっているということを知り興味が沸いた」とのコメントが寄せられました。

 世界的なランドスケープ・アーキテクトであるR.T.Hesterは、「わたしたちが自分たちと地域の生態系の結びつきを理解することが、日々身近にあるランドスケープでけでなく、地球の反対側にあるランドスケープも健全だろうかと思いをめぐらし、全体として民主的に物事を決定していく基礎となる」としています。今回の田植え体験が、グローカルにものを考えるきっかけになればと思います。

参考文献:R.T.ヘスター(2018)『エコロジカルデモクラシー』、鹿島出版会

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