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棚田における生態系モニタリングを実施しました

  • 環境ツーリズム学部

【2022.6.24】
 環境ツーリズム学部の満尾ゼミでは、棚田景観の生態学的評価やビオトープが里山の生物多様性維持に果たす役割などについて調査研究を進めています。この一環として、6月17日にゼミメンバーとともに上田市稲倉地区の棚田におけるモニタリング調査を実施しました。
稲倉地区には約780枚の棚田に加えて耕作放棄地を利用したビオトープも造成されており、地域の小学生等に貴重な学びの場を提供しています。今回のモニタリング調査では、棚田における水生生物相とその季節推移の実態把握、造成されたビオトープの環境構造と水生生物相の関係解明を目指し、水生昆虫の採集や水環境の記録を行いました。これまでの調査から、恒常的な水域の乏しい棚田では、通年水のあるビオトープの存在が地域の生物多様性維持に大きく寄与している可能性が見えてきました。