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准教授
横関 隆登
ヨコセキ タカト
所属 |
環境ツーリズム学部 |
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学位 |
博士(農学) |
研究テーマ |
観光資源(公園緑地等)の保全活用、地域資源(風景・景観等)の評価方法 |
研究 |
造園学(人間と環境との関係性のデザイン)を基盤とした観光研究 |
研究詳細 |
ゼミナール内容
観光を解き明かし、あり方を考える
観光をすることよりも、学生自身の知識、経験を手がかりに、自身を含む社会にとっての観光を考究し、観光の本質を考えることを大切にしています。そのために人間と環境の関係性から成立する観光現象の構造(主体・媒体・客体)とその機能などの法則性を究明しています。また、最終的には観光の諸問題の実践的解決のあり方(意思決定過程のあり方等)に示唆を与たえることを目標に置いています。分析手法は必要に応じてあらゆる学問を利用します。観光やその既成的概念を超える幅広い対象を取扱うようにしていますが、造園学との関連から風景・景観、公園・緑地、自然・文化的資源を取扱うことが多いです。
研究内容
公園緑地等の観光資源の保全活用
観光資源における自然資源と人文資源、それらの複合資源にまで広げて、保全活用を考えています。上高地等の自然風景地から善光寺門前町等の都市緑地に至るまでの多種多様な土地利用に見える資源の保全活用を考えています。
風景・景観等の地域資源の評価方法
潜在的な観光資源を保全活用するため、基礎的な地域資源の評価方法を考えています。特に複合観光資源に位置付けられる風景・景観の評価方法を考えています。風景・景観はある環境のなかで人間のまなざしから生成される現象です。その現象を造園学等の学問領域がどう捉え、いかに可視化してきたのか、郷土風景論等の古典的なものから、文化的景観/cultural landscape等の新しいものまで幅広く検討しています。
地域協働型教育
地域教育における一つの手法として協働を取り入れる
社会の課題解決に対し、異なる立場や価値観を持つステークホルダーが協働で取り組むことが求められています。地域教育を実践する際には、大学という組織における主体性を活かした協働を進めています。地域教育の主体はゼミ生であり、教員は大学内部の協働相手です。ゼミ生は教員とともに地域の課題を抽出し、複数の課題の内容の精査を行い、研究対象とする課題を特定し、研究テーマを設定しています。そして、ゼミ生が大学外部の研究テーマに関する主体と協働して、研究を探求しています。
高校生へのメッセージ
夢と目標を持とう
自分の将来を考えることは簡単ではありません。それでも夢を自問すること、具体的な目標としてイメージを描き出すことが重要です。夢と目標を見据えて、自分自身が納得できる大学を選んでほしいです。