ディプロマ・ポリシー
ディプロマ・ポリシーとは、学位授与の判断のための基本的な考え方として、修了要件や、育成する人材に修得を期待する能力などを示したものです。長野大学では、各学部、研究科のディプロマ・ポリシーを以下の通り定めています。
- 現代社会におけるさまざまな生活問題に関心を抱き、人びとの支援に必要な技術を学ぶ意欲と姿勢をもっている。(関心・意欲・態度)
- 人間と社会について幅広い視野をもち、人びとの福祉を向上させるための知識を有している。(知識・理解)
- 複雑化する福祉課題を身近なものとしてとらえ、専門的な観点から多角的に分析し、解明することができる。
(思考・判断) - さまざまな立場の人の思いや考えを受けとめるとともに、自ら考えたことを言葉や行動で示すことができる。
(技能・表現)
カリキュラム・ポリシー
カリキュラム・ポリシーとは、教育目標やディプロマ・ポリシー等を達成するために必要な教育課程の編成や授業科目の内容および教育方法について基本的な考え方を示したものです。長野大学では、各学部、研究科のカリキュラム・ポリシーを以下の通り定めています。
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人と福祉について基礎的な知識を身につける
人間と社会について幅広い視野が形成されるよう、バイオ(身体)・サイコ(心理)・ソーシャル(社会)の視点から分析・解明する能力を育成する。
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福祉の担い手に必要な専門的な知識技術を身につける
人びとの地域生活を支えるために、ミクロ(個人、家族)・メゾ(組織、施設)・マクロ(制度・政策)レベルの専門的な知識や技術、価値を学び、専門的な知識及び技術力を育成する。
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福祉の担い手に必要な実践力を身につける
福祉課題を身近なものとしてとらえることができるよう、演習・実習、インターンシップなどのより実践的な学びを保障することによって、実践力を育成する。
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地域の実情や課題を把握し地域福祉に貢献できる力を身につける
地域の実情に応じた地域包括ケアシステムづくりをめざし、長野県の特性を生かした独自性のある科目を配置し、地域福祉に貢献できる力を育成する。
アドミッション・ポリシー
アドミッション・ポリシーとは、各学部が受験生に求める能力・意欲・適性・経験と、どのような学生を社会に送り出そうとしているのかといった考え方をまとめた基本的な方針のことです。学部選びのための基本的なポイントです。
福祉に対する熱い想いを持ち、地域社会における生活や福祉に貢献したいと考えている人。
世の中には、暮らす上で何らかの困りごとをもつ人たちがいます。だれもが暮らしやすい社会をつくるためには、「いのち」や「こころ」「くらし」などに関する知識を学び、ひとと社会に関する多様な課題に対して自ら調べ、考え、ひとの意見を理解し、発言する能力を経験的に身につけていく必要があります。
「人が好き」「コミュニケーション力をみがきたい」「困っている人やその家族、地域のために役立ちたい」「誰もが安心して暮らせる地域社会をつくる手伝いがしたい」という考えのある皆さんに、福祉に関する幅広い知識と技術を学修してもらい、さまざまな領域で経験を積みながら活躍してほしいと考えています。
そのため、社会福祉学部での学修には、文章読解力や作文能力、多文化の理解など高等学校等での基礎的な学びが必要となってきます。また、少人数グループでの討議や福祉施設での実習を通じて、協調性や積極性などのヒューマンスキルを高め、地域社会で主体的に活動できる人を期待しています。オープンキャンパスや高大連携を通して、社会福祉学部の学びに関心をもった皆さんの出願もお待ちしております。