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社会福祉学部 学部の特色

特色

夢に近づく多彩な学び

福祉の仕事は「介護」だけではありません。身体や精神に障害のある人、病気に苦しんでいる人、災害の被害に遭った人、お金の問題や家族関係に苦しんでいる人。そんな生活上の困難を抱えるすべての人に寄り添い、問題を解決する手助けをするのが福祉の仕事です。

社会福祉学部では、生活上の困難を抱えるすべての人と向き合えるスペシャリストとして、必要不可欠な知識や技術、倫理観、コミュニケーション能力を磨いていけるように、「社会福祉」「心理」「発達・教育」の3コースで多彩な学びを用意しています。社会福祉学部で修得した知識やコミュニケーションスキルは多くの企業から求められるだけに、一般企業や金融機関などに就職する人も少なくありません。また、地方公務員の福祉職をめざす人も多く、長野大学にはそのための特別コースも用意されています。

分野

社会福祉学部は3つの分野に分かれます。
1年次に、自分が将来進みたい領域や資格取得に向けた分野を選択します。

社会福祉分野

地域とつながり支援する
社会福祉の専門職に

地域に暮らす高齢者や障害者・児童など、支援を必要とする人々に対する福祉から、精神保健福祉や子育て支援のあり方まで、社会福祉の領域を幅広く学びます。地域で活躍できる社会福祉士・精神保健福祉士の国家試験受験資格取得をめざすことを目標に据え、実習を通して実践的なスキルを身につけます。

目指せる資格

  • 社会福祉士(国家試験受験資格)
  • 精神保健福祉士(国家試験受験資格)
  • 社会福祉主事(任用資格)
  • 身体障害者福祉司(任用資格)
  • 児童福祉司(任用資格)
  • 児童指導員(任用資格)
  • 知的障害者福祉司(任用資格)

心理分野

人のこころや行動を客観的に捉え、
支援するスキルを養う

現代社会が抱える多くの問題を心理学と社会福祉学の両面から考え、実践力を養いながら人間科学としての心理学の基礎を身につけていきます。授業では、社会福祉系科目と心理学系科目をバランスよく履修し実践に役立つスキルを修得することで、近年ニーズの高まる心理学系専門家を養成します。

目指せる資格

  • 公益社団法人 日本心理学会 認定心理士
  • 同 認定心理士(心理調査)
  • 「公認心理師」については,大学(学部)の省令科目(必修科目)のみ開設しており、本学の大学院総合福祉学研究科では、公認心理師の大学院カリキュラムには対応しておりません。

発達・教育分野

全ての子どもたちに
安心・安全な学びを提供するために

さまざまな配慮や支援を必要とする子どもたちがいる現在の学校現場において、教育の専門的知識はもちろん、福祉・発達・障害の専門性もあわせもち、子どもたちに関連するあらゆる職種の人たちと協働できる人材養成をめざしています。学校現場に頻繁に出向き、理論と実践の往環による高度な教員養成を行います。

目指せる資格

  • 特別支援学校教諭一種免許状
    • 知的障害者・肢体不自由者
  • 高等学校教諭一種免許状(地理歴史)
  • 高等学校教諭一種免許状(公民)
  • 中学校教諭一種免許状(社会)

4年間の流れ

1年次

福祉に対する視野を広げる導入教育

1年次は大学での学び方の基本を身につけながら、自分のめざす分野を見つけ、目標に向けてしっかりと計画を立てることが必要になります。そのため入学直後からのガイダンスやオリエンテーション企画などのプログラムを用意。少人数のクラスで課題探究力を養いながら、福祉や心理、教育への関心を広げます。

ピックアップ授業紹介

ボランティア論とその活動

対人援助を学ぶ学生がボランティアに関する概念や現状などを、理解することをめざす。また、実際に地域活動を行い課題を発見し、援助・被援助関係を体験することにより対人支援の専門職となるための基礎力を養う。

2年次

必要な専門教育を体系的に学ぶ

2年次から主に展開される専門教育では、ミクロ(個人、家族)・メゾ(組織、施設)・マクロ(制度、政策)レベルの専門的な知識を身につける科目や長野県の特性を生かした独自性のある科目、演習・実習など実践的な科目を用意し、それらを体系的に学習していきます。

ピックアップ授業紹介

ソーシャルワーク演習

ソーシャルワーカーに求められる知識と技術について、具体的な援助場面を想定した実技指導(ロールプレーイング等)を中心とする演習形式の講義。得た知識や技術を理論化し、体系立てていく能力を身につける。

心理学実験

心理学研究の先駆者が確立した研究方法について取り上げ、心理学研究を体験的に遂行する。心理学実験や質問紙調査、心理検査等を実施するための基本姿勢や実践技術を修得し、検証的に関わる姿勢の醸成をめざす。

3年次
4年次

複雑化する社会課題に対応するための知識と技術を修得

「実習」と、その事前準備や振り返りを行う「演習」、専門的知識を修得する「講義」が連動した教育を展開します。地域にある多様な福祉課題への理解を深め、福祉や教育現場で必要となる知識や技術など真の力を修得していきます。

ピックアップ授業紹介

教室のユニバーサルデザインと授業作り

ユニバーサルデザインの視点にもとづく授業作りの基本的な考え方や授業への取り入れ方について学ぶ。教職員協働による組織的な授業作りについて、大学近隣の学校で行われる実際の研修や授業を通して実践的に学ぶ。

カリキュラム

シラバス